ちょっと遊んでみましょうか

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これ,黒板消しです. まぁ見たとおりですね.普通の教室にあるものと違う点といえば,新品だってことぐらいでしょうか.新品の黒板消し,いいでしょ?教室の黒板消しが,こんな新品だったら,気分よく授業しちゃいそうですよね.

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この鉛筆も新品です.でも最近は鉛筆なんて使いませんかそうですか,でも,勉強するときに鉛筆を使うと,結構気が引き締まりますよ.いかがですか?

教員としては,やっぱり新品の黒板消しですかね,やっぱり.

早速黒板消しを使ってみましょう!

はい!

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おもいっきり黒板をふきあげてください!

え?いやだ?さっきは新品の黒板消しだー,いいなーって思ってくれたのに.つれない方.

これはだましだ!とおっしゃる方,いいえ,そんなことはありません.

一部分であろうと,撮影したものは事実ですがな.

すると,鉛筆も怪しいってなもんですか?

そうですね,勘が鋭いですねぇ.

ちなみに,さっきの鉛筆は,

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です.いいかげんにしろって?まーそうおっしゃらず.

この例に限らず,カメラがとらえる風景というのは,撮影できる範囲の限りだというのは当り前のことですね.でも,それをどう見るか,受け取るかというのは受け手にゆだねられていることだったりするのですね.

マスメディアは「事実を報道しているんだ」と言います.それには嘘はないでしょう.

でも,

撮影する対象やシーンというのは,報道者側が選んでいるんですよね.見てもらえそう,注目してくれそうなものに焦点を当てています.そうやって流されるニュースを私たちは見聞きして世の中の動きを知ったことにしています.

大切なのは,レンズがとらえた物事は,やらせでない限り事実を映しているが,真相を映しているわけではない,ということ.そして,その「事実」は,世の中のあらゆる出来事の中からセレクトされたものなんだよ,ということです.

良く考えれば当たり前のことですが,意識するのとしないのとでは大きな違い.賢くメディアと向き合い,なんでも「うのみ」はやめましょうね.

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