テレビとのつきあい方を見直そう

今日,妻と買い物に行ったら,やっとこさ納豆が山積みだった.先週,納豆が食いたいときに納豆一つ見あたらなかったので,嬉しくなって買った.納豆ってうまいよね.納豆の良さを妻は分かってくれません.

納豆が店頭から消えたのは,アレでしょ,最近捏造とかで話題になったテレビ番組のせいでしょ.テレビの言説を鵜呑みにした人々.痩せるためにはだな,バランスのよい食事と適度な運動,そして規則正しいゆとりある生活習慣ですよ.正月に食っちゃ寝すると太るでしょ?食事のバランスが最悪だし運動しないし生活習慣乱れまくりだからだよね.

で,「あ~,この正月でバッチリ太っちゃったよ,ダイエットしなくちゃな~」なんて思ってるときに,あの番組ですよ.タイミングバッチリ!国民の心をわしづかみ!スーパーに駆け込む正月太りの国民達!メタボラー達演じる納豆狂想曲!

でも,今回のは捏造ってことで問題になったけど,捏造でない番組については信用していいの?ってことになるけれども,そうかい?何だかテレビのインタビューで,「番組の信用」についてあーだこーだ言う人がいたけれども,そもそもテレビ番組が流す情報は,真実を受け取ってよろしいものなのかしら?

納豆を食べると,ナットウキナーゼというものが血液さらさらにするんだぜー,ってとある番組で見たことがあるけれどもさ,納豆食べたら,ナットウキナーゼも一緒に消化・分解されちゃって,腸から吸収されちゃうもへったくれもないんですが何か?とかさ,血液サラサラドロドロを顕微鏡で見せられても,あれって見せ方のテクニックでどうにもなる話で,厳密には血液検査をちゃんとやらないと判定できないとかさ,もっと言えば,血液サラサラって,どのくらいサラサラだったら健康に良くて,それをどうやって自分で確認すればいいのか,とかも教えてくれずに「これ食え」ってさ,単に消費を煽ってるだけじゃんか,とかさ,ツッコミどころはあるのにそれでも「なっとうでけつえきさらさら」と言われれば,納豆バンバン食べちゃうよー,今日は朝昼晩食べちゃったぞー,みたいな.おかしくないかい?

納豆だけじゃないですよね,記憶の範囲にあるだけでも,

  • 納豆にしても
  • 寒天にしても
  • 古い話ではローズヒップとか
  • ココアとか
  • にがり水とか
  • コーヒーとか
  • カテキンとか
  • 海洋深層水とか
  • ○○茶とか

いろいろテレビに登場しては売り切れ御礼,でも忘れた頃には誰も買ってない,みたいなことがちょくちょく起こってる.にがり水ってあんた,「にがり」=「塩化マグネシウム」ですよ.マグネシウム等に対する厚生労働省の見解でも読んで考えてみましょうね.ダイエットに効果がある!なんてこと書いてないでしょ?しかも飲み過ぎると下剤の効果があるようですからね.下剤飲んでダイエットって,全然健康的じゃない.っつーか,脱水症状になるでしょ.海洋深層水に至っては本来のかいy(ry

まー,あれだ.1点の食品だけ大量に買ってバリバリ食べてゴクゴク飲んでって,言い換えれば偏食ってことでしょうから,やっぱり体には良くないんじゃないかな.あくまでもバランスのよい食事を取るべし,なんじゃないかなー.カップラーメン食べるんだったら焼き芋とか自然のものを食ってろ,とかなんじゃないかなー.

ということでですな.テレビの信用云々と言えども,問題になったテレビ番組は,本来「バラエティ」の扱い.スポーツ科学番組でも健康科学番組でも無いので,もっともらしいネタで盛り上がればOKという前提があることを忘れてはいけない.バラエティはバラエティと割り切る態度が必要です.「えーそうなの~,面白いねぇ,わっはっは」ぐらいが丁度良いのです.

話しついでにもうひとつ.浪人時代にバイトしていたスーパーマーケットでは,お昼の情報番組をチェックしている社員が居ました.その社員は,「この食材は(番組名)で紹介されました!」という内容のPOPをすぐに作成し,店頭に飾るんです.何でって?そうすれば売れるから.テレビを見ることで視聴者の購買意欲がピークに達するので,そいつを狙ってお店での消費をPOPを使って促すってこと.テレビによって人が簡単に動くところを,黙って見ているわけないのです.店としては顧客のニーズに合わせて商品を揃えます.時間との勝負です.それがウソとか本当とか見極めている時間は,無い.

というわけで,「何をもって信用するの?」という主体性は,我々視聴者側,消費者側にあることを忘れてはいけないのです.

この記事には,「ネットで教科「情報」日記」さん,「情報科教員MTのBlog」さんよりTBいただきました.ありがとうございました.

Comments are closed.