教科「情報」入試について
教科「情報」については平成18年度入試から出題科目に取り入れる大学が出てきている.しかし,必須科目ではない上過去問も当然無いので,教科担当として受験科目としてお勧めするのはちょっと気が引ける.受験生の視点で見れば,情報に「理科や社会の代わりとしての価値」があるか?という疑問があるからだ.
私は一応,NOと言っておく.志願する大学すべてで教科「情報」が出題される保証はないし,出題傾向も分からないので対策も練りきれないし,かといって教科「情報」について何を聞かれても答えられるようになるまでには時間がかかる.必須科目として指定されているのならともかく,選択科目であれば,これまでのスタイルで入試に望んでもよいわけだから,無駄に労力を費やすことはない.
しかも,多くの高校が「情報A,2単位のみ」というパターンである.座学と実習が半々なので,知識習得の時間は1単位分ということになる.それに対して理科や社会には4単位以上が配当されている.しかも実験ばかりやっているわけではない.もしも情報の入試問題の難易度が理科や社会と同じレベルであれば,基礎的な勉強を積む時間が倍以上ある教科のほうが有利なのではないか,と素朴に思う.
ただ,理科や社会よりは情報のほうが好きだ,という生徒もいるだろうから,そうであれば上記のように積極的に情報公開をしている大学があれば,出かけていって情報収集するのもよいと思う.手応えがあれば受験科目として検討すればよいし,「やっぱ理科や社会のほうが・・・」と思えばそれでよいだろう.