教育システム情報学会東海支部研修会

いただいたメイルでは「マジカルスプーン プロジェクト 於 愛知教育大学」ということでございましたが,正式な名称はこのエントリの題名の通りでございます.

お昼を過ぎたころから開催のワークショップです.私も参加します.マジカルスプーンのキットも,半年前からバージョンアップしているとのことなので,それを見るのも楽しみです.

「マジカルスプーン」とは,スプーンを叩いて飛行船をコントロールする実習教材です.スプーンを叩いて発生させる超音波の「検知する・しない」のセットを1ビットとして,飛行船への指令をビット列で構成します.それをセンサが感知すれば,飛行船がその通りに動く,というもの.開発者による説明は,http://www.sessame.jp/workinggroup/WorkingGroup8/MagicalSpoon.htmにあります.「マジカル・スプーン」で検索をかけると,各地でのワークショップ等情報がどんどん出てきますよ.そうそう,マジカルスプーンは全国各地(北は北海道から南は福岡まで)においてワークショップが開催されています.実践事例も増えてきているようなので,「使える!」ということが認知されてきているということですね.

2006年度,マジカルスプーンを都立大泉高校がはじめて必修の授業に(1クラスだけですが)取り入れました.取り入れてよかったのは,教員が「使える!」と思えて,生徒は「楽しい!」と思える教材だった,ということ.強制労働のような勉強がある一方で,勉強が楽しいとは幸せなことだと思うんですよね.それが必修の授業でできることが大きな魅力です.

(2007.8.21追記)

会場で公開されたマジカル・スプーンのシミュレータ(生徒用,左)と,シミュレータ・実機コントローラ(教師用,右)です.

magical_kiban.jpg

ベニヤ板に取り付けられているので,取り扱いが楽になりました.教師用のコントローラは,2階立てになっていますね.大泉高校で使った時は,実機に信号を送信するための長いアンテナがあったのですが,今回はそれが無くなってコンパクトになっています.これなら,ケースに収納して保管できますね.

シミュレータも,「上昇」コマンドを認識したときには,機体もプロペラを回しながら画面の上へと移動してくれるようになりました.

これが,機体ですね.逆光でなんのこっちゃ,かもしれませんが・・・

magic_kitai.jpg

信号を受信してプロペラを回転させる「メカ」の部分が,とてもコンパクトになっていました.大泉で見た時は,機体に角材を使っていたと思うのですが,今回はバルサ(だったっけ,飛行機の模型で使うもの)になっていて,「長いアンテナ」も消えていました.

思えば,飛行している状況を見ながら「あ,機体が下がっちゃった!上昇!」という操縦と,機体の高度をセンサで検知,高度維持のためにフィードバックを自動でかけて停留することと,見た目は一緒だけども「自動化」というところでは高度な技術が使われてるんですよね.しかも組み込みで実装されている.単に符号化を勉強するだけではなくて,もっと高度なことを学習するにも使えそうな教材だな,と改めて思いました.

質疑応答の中でも,大学生に組み立てさせて回路の特性を測定するなどする「ものつくり」の講座で使いたい,ということもおっしゃってた方がいらっしゃいました.

Comments are closed.