異動の時期にやっぱり思うこと

異動先に,前任の情報科教員が構築したというサーバがありました.誰に聞いても,そのサーバが何をしているのか,正確に説明してくれる人は居ません.サーバ構築ログも残っていません.でも,ネットワークは目の前に存在し,実際に稼働しています.「前の情報の先生はよくやってくれたのよ」と,新しく同僚になった教員は言います.どうやら,教務の成績管理システムや学籍管理システム,そしてウェブサイトの運営まで,前任の情報の教員が構築したようです.何故か同僚の視線を感じます.読みたくもない空気があたりを漂います.

そんなとき,もしも, 「それは情報教員の本来の仕事ではないこともそうですが,個人としては引き受けるべきものとも違いますので,引き受けられませんよ」と言った場合,どうなるのでしょうか.管理者チーム,ウェブサイト運営チームがすぐに立ち上がってくれるのでしょうか.それとも,「つべこべいわずにおまえがやれ」ということになるのでしょうか.それとも,管理職が直接個人的に「やれ」と言うのでしょうか.

情報科の教員は,教諭として採用されたのであり,エンジニアとして採用になったわけではありません.日頃の教材研究および授業の工夫など,生徒と向き合った仕事をするのが本来の姿です.エンジニアが学校に必要であれば,エンジニアとして採用された人を,必要とする学校に配置すれば済む話ですし,教員がやらねばならないのであれば,分掌にして「組織で」仕事をするべきです.特に,業務を支えるネットワークや,広報媒体であるウェブサイトの運営は,その仕事の性質上,個人で引き受けるべきものではありません.委員会の中で押しつけ合うものでもありません.

私は,教諭の仕事というのは,大きく分類すると,「教科指導の仕事」,「分掌の仕事」,「委員会の仕事」,来年からは「部活指導の仕事」なのだと思っています.ですから,「情報の先生なんだから,これこれの仕事もお願いね」というお話は,変だと思うのです.「情報の先生」としてすべき仕事は,教科指導のみです.

私が異動するのは都教委ルールによるとまだ1年~2年先ですが,このあたりのことを考えて自分の仕事も整理したいと思います.

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