おでかけ

都高情研・情報活用部会

Posted in おでかけ on 10月 26th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

昨日は東村山高校までおでかけ.

まずは自己紹介から.けっこうざっくばらんな雰囲気でのスタート.

そのあと,ネタを披露してツッコミを入れたり,うちの高校ではなにやってるのかを紹介,という議論が最後まで.あの高校はそんなことやってるの,すごいね~,といった情報がたくさん収集できました.

学校の状況によってどのように教えたらよいのかが変わる.それは当然のことだと思います.懇親会での会話で,

  • すべての生徒にどんなことを教えなければならないのかをはっきりさせること
  • はっきりしたら,さまざまな高校の生徒諸君にどう提供するのかを考えること

などということが出てきましたが,まさに「ラスト1マイル」の世界ですよね.もう単なる情報提供を繰り返す段階ではないのだ.1つネタがあったら,さまざまな学校で実践するにはどのような指導方法があるのか,みたいなところまで考えないといかんのだ,ということ.確かに,そういうポリシーでまとめられた「情報源」があると便利ですよね.

進学校はいいよね,みたいな話もたまに聞くのですが,学校にもよりますよね.「情報なんていらない→授業なんて受けなくていい→授業崩壊」みたいなところもあります.どこの学校でも目の前の生徒と向き合って,何を提供したら勉強してくれるかなー,と考えるようにしないとうまくいかない.けど,そこが難しいんだよね,ということなのではないかなと思います.

よく,「それは大泉だからできるんでしょ」ということを言われます.確かに私は,「大泉だからできる授業」を在任中はどんどんやりたい と思ってやっています.それはやっぱり「今」を大事にしたいということと,これからさまざまな学校を転勤でまわっていくわけですから,「そのとき」を大事にすることで年数を重ねるごとに指導の幅が広がっていくのだと思っているからです.だから多分他校へ転勤しても「過去の授業」をそのままやるのではなく,その学校だからできることを試行錯誤しながら(たとえ困難があったとしても)模索するのだと思います.

ただ,今現在はさまざまな「ラスト1マイル」を考えるところまで余裕はありません.そこはまだまだ私が未熟で何も知らない人だから,ということで今後の課題ですね.

都高情研・情報科学部会

Posted in おでかけ on 10月 24th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

2007年度第2回の情報科学部会が東大附属で開催されました.テーマは「教室でもできる実習」.

筑波大学の久野教授のお話は,「アンプラグド」について教員としてどうとらえるか,ということがポイントだったように思える.つまり,アンプラグドの本を片手に生徒と遊ぶことはできるだろうが,それをふまえていかにしてコンピュータサイエンスを教えるのかを考えましょう,ということ.コンピュータは論理的な世界だから座学でも十分できるけれども,それではつまらない.未来ある生徒に興味を持ってもらうために,そしてコンピュータサイエンスという学問分野の存在を知ってもらうための工夫として「アンプラグド」はいかがでしょう,ということだと理解した.

駒場高校の糸井教諭は,視聴覚室にある3管式のプロジェクタのRGBを使ってディジタル化の授業をしよう,というお話.これは簡単だし,本校にも3管式プロジェクタはあるので,検討したいところ.

駒場高校の天良教諭からは,体を動かしながらハードウェアを理解する指導の提案があった.スイッチのONとOFFという「1ビット」を何を使って表現するか,というのは要は2種類の状態がわかるものであれば何でも良いわけだから,いろいろ創意工夫できるところだろう. ちなみにこのご発表では「旗揚げ」でした.

東大附属中高の長嶋教諭からは,紙パケット実習とリレーを用いたハードウェア理解についての授業実践が報告された.パケットの分割→送受信→再構成まで一通り簡単にできるように工夫されていた.リレーは,私は直接いじったことはないけれども,かちゃかちゃ動く様子は見たことがあります.まさに「スイッチ」ですよね.いずれやってみたいことではありますが,そのためには私が知識を身につけないとね,みたいなこともありますね.

最後に,高大連携に関して東大の萩谷(「萩」のくさかんむりは本当はつながっていない)教授よりお話を聞く.

何をもって高大連携というか,という話はおいてしまうが,個人的には大学が高校生に興味をもってほしいこと,見せたいことがあって,高校に呼びかけて反応する人がいれば(もしくは個人的なつながりがあるところで声をかけて反応してくれれば),ひとつの授業はできるのかな.

いつぞやかのCBI研究会でどなたかがおっしゃっていたことに,学校というところは,家庭に無いものが学校にはある.コンピュータ導入初期はまさにそう.それだけで学校に行く価値があるというものだ,という発言があった.そうであれば,「大学で授業を受けよう」だとか,「大学の先生に授業をしてもらおう」ということは,高校には無い「学問」,「技術」,「設備」を大学の研究者や技術者が分かりやすく伝えることに価値があるということになる.

そのためには,大学の難しい研究を,いかにして高校生(を含む素人)が興味をもてるよう伝えられるかという工夫だとか,いかにして大学の教員が高校の教員と知り合いになって活動する「フィールド」を得るのか,など考えるところは多いが,高校生にとっては「高校での勉強の先に何があるの?」というところがチラッと見えるだけでも大きな収穫となることは間違いない.是非積極的に取り組んでもらいたいところ.協力したいという高校の教員はわんさか居るだろう.

本来,このような取り組みは大学と附属学校とで連携することはあっても,普通の高校ではなかなかできないことでした.でも,今は普通の高校でも機会さえあれば大学と連携できる可能性があるというのは,「ひと昔前の高校生」からすると,魅力的です.

Let’s GO! GO! マジカル・スプーン

Posted in おでかけ on 10月 8th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

10月21日(日)10:00~15:00 東京の日本科学未来館イノベーションホールにて,「Let’s GO! GO! マジカル・スプーン」と題してマジカル・スプーンのワークショップが開催されます.日本科学未来館サイトでの告知は,こちらです.

今回のワークショップでは,飛行船への指令データが,インターネットを介して北海道→東京,そして熊本→東京へと伝わります.コンピュータの動作原理だけではなく,インターネットのしくみもあわせて勉強してしまおう,という企画に,大泉高校も参加します.北海道,熊本,東京の高校生が参加してのワークショップ,はてさてどうなるでしょう.私は引率者ですが,楽しみです.

引率者・・・なのですが,今日,お台場に行ってきてリハーサル(何の?).複数人のプロ集団の中にひとりだけ素人,みたいでできるだけお邪魔にならないようにいい子にしてました.

プ会でアンプラグド

Posted in おでかけ on 10月 7th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

ずいぶん前のことですが,9月28日にプログラミング・情報教育研究会というのに行きまして,アンプラグドの本の著者の講演(と,実践事例報告)を聴きに行ってきました.

やはり著者がお話になることからは,学ぶべきものがあった.「面白くて,わかりやすい勉強とは?」というところでアンプラグドのアイデアが出てきたという,そのセンスは見習いたいものです.

そう,そのセンスを見習いたいのです.どのようなアイデアから,本に書かれているような「遊び」が生まれたのかを知ること,私が一番知りたいこと.

情報の教員がアンプラグドの本を手にして考えるべきことは,この本に書いてあることをどの単元で真似しようかどうか,ということではなく,あくまでも「どう工夫したら自分の授業は面白くて,わかりやすくなるのだろうか?その上でこの本に書いてあるところは,どう活用できるのかな?」というところだと思っています.

どの本でもそうですが,参考図書は,あくまでも調味料もしくは具材の一部ですから,授業者の構成・演出によっていろいろな工夫があるべき.

例えば,本校では3学期に「マジカル・スプーン」を取り入れてコンピュータの動作原理を学びますが,飛行船へ送信する「符号」を設計するときにパリティを扱います.そこで,アンプラグドの本に書いてある手品をさりげな~く取り入れる,とかね.普通にパリティをたんたんと教えてもいいんでしょうけれども,「手品」というものを構成の中に入れて,授業者が盛り上がるように演出すれば,それだけで興味や関心の高まり度合が異なるかもしれませんなぁ,みたいな.

真似することも新しいことを身につける上で非常に大事ですが,その先に「自分のものにする」こともなくては,ね.

平成19年度 関東都県高等学校情報教育研究会 研究大会

Posted in おでかけ on 8月 25th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

神奈川県立総合高校にて開催されました.関東という規模での研究大会は今年で3回目です.当日の模様の詳しい記事は,田中さんのブログt_fukuharaさんのブログVXさんのブログに掲載されています.思わずじっくり読んでしまいました.

研究大会の構成は,

  • 基調講演
  • ポスターセッション
  • 分科会
  • パネルディスカッション

でした.神奈川県の情報部会の皆様,大変お疲れ様でした.発表打ち合わせなどがあったので,ポスターはさらっとしか見られませんでしたけれども,興味深い実践や取り組みが多く展示されていました.コンピュータに頼らず,教具(ロボットなど)を効果的に用いた実践もあり,教科「情報」=コンピュータでしょ?という概念から脱してきたことを感じさせてくれました.

分科会は,数件発表を拝聴.議論が活発であったところが例年と違うところなんじゃないかな,という印象ですね.私が参加した発表では,いずれも必ず質問が出ていて,教科「情報」に対する意識も確実に上昇している,そんな手ごたえを感じました.

  • 去年と比べて今年はこうしました ,そしたら結構よくなりました
  • 今年はじめて導入して,生徒の反応はこういうものでした.ポイントは,これこれです

といったものが見られましたし,質疑応答でも授業のねらいや生徒に身につけさせたいことに関する突っ込んだものも見られ,なかなかでした.単に「やりました,使いました」ではなく,「問題解決しました」タイプの発表は,聴いていて満足感がありますし,報告内容そのものではなくても盗める技があったりすると,それだけでOK,ってなものです.

私も今回初めて授業実践の発表をさせていただきました.多くのご参加ありがとうございました.質疑応答でも, さまざまな方からご意見を頂戴しました.今後の参考にしたいと思っています.発表した授業ネタは,ちょっと見直してから公開しようと思います.

最後は,パネルディスカッションでした.大阪・米田氏の「授業を見せ合ってとことん研究協議」というのは,即効性のある研修ですね.情報科だけであれば近所の教員同士でもできそうなことだなぁ,などと思ったり.

やっぱり5年って,長い期間だったんだなぁ,とそんなことを感じました.

来年は東京で全国大会なのだそうで,関東は再来年の茨城大会までお休みなのだとか.全国大会では,シビレるほどの実践報告・研究報告が提供されることを期待します.だって,全国だよ,全国.

教育システム情報学会東海支部研修会

Posted in おでかけ on 8月 20th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

いただいたメイルでは「マジカルスプーン プロジェクト 於 愛知教育大学」ということでございましたが,正式な名称はこのエントリの題名の通りでございます.

お昼を過ぎたころから開催のワークショップです.私も参加します.マジカルスプーンのキットも,半年前からバージョンアップしているとのことなので,それを見るのも楽しみです.

「マジカルスプーン」とは,スプーンを叩いて飛行船をコントロールする実習教材です.スプーンを叩いて発生させる超音波の「検知する・しない」のセットを1ビットとして,飛行船への指令をビット列で構成します.それをセンサが感知すれば,飛行船がその通りに動く,というもの.開発者による説明は,http://www.sessame.jp/workinggroup/WorkingGroup8/MagicalSpoon.htmにあります.「マジカル・スプーン」で検索をかけると,各地でのワークショップ等情報がどんどん出てきますよ.そうそう,マジカルスプーンは全国各地(北は北海道から南は福岡まで)においてワークショップが開催されています.実践事例も増えてきているようなので,「使える!」ということが認知されてきているということですね.

2006年度,マジカルスプーンを都立大泉高校がはじめて必修の授業に(1クラスだけですが)取り入れました.取り入れてよかったのは,教員が「使える!」と思えて,生徒は「楽しい!」と思える教材だった,ということ.強制労働のような勉強がある一方で,勉強が楽しいとは幸せなことだと思うんですよね.それが必修の授業でできることが大きな魅力です.

(2007.8.21追記)

会場で公開されたマジカル・スプーンのシミュレータ(生徒用,左)と,シミュレータ・実機コントローラ(教師用,右)です.

magical_kiban.jpg

ベニヤ板に取り付けられているので,取り扱いが楽になりました.教師用のコントローラは,2階立てになっていますね.大泉高校で使った時は,実機に信号を送信するための長いアンテナがあったのですが,今回はそれが無くなってコンパクトになっています.これなら,ケースに収納して保管できますね.

シミュレータも,「上昇」コマンドを認識したときには,機体もプロペラを回しながら画面の上へと移動してくれるようになりました.

これが,機体ですね.逆光でなんのこっちゃ,かもしれませんが・・・

magic_kitai.jpg

信号を受信してプロペラを回転させる「メカ」の部分が,とてもコンパクトになっていました.大泉で見た時は,機体に角材を使っていたと思うのですが,今回はバルサ(だったっけ,飛行機の模型で使うもの)になっていて,「長いアンテナ」も消えていました.

思えば,飛行している状況を見ながら「あ,機体が下がっちゃった!上昇!」という操縦と,機体の高度をセンサで検知,高度維持のためにフィードバックを自動でかけて停留することと,見た目は一緒だけども「自動化」というところでは高度な技術が使われてるんですよね.しかも組み込みで実装されている.単に符号化を勉強するだけではなくて,もっと高度なことを学習するにも使えそうな教材だな,と改めて思いました.

質疑応答の中でも,大学生に組み立てさせて回路の特性を測定するなどする「ものつくり」の講座で使いたい,ということもおっしゃってた方がいらっしゃいました.