分類せず

情報科の授業ができる部屋へ

Posted in 分類せず on 5月 17th, 2009 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

2004年の記事なのですが、とっても勉強になりました。

箕面森町 住みたいまち講演録 上野 淳 教授講演

http://mic.e-osaka.ne.jp/mmkenkou/dreamtown/dream_town03_001.html

「ラーニングセンター」という発想はものすごくあこがれます。PC室っていったい何なんだろうね、と考えさせられる記事も載っています。

教科教室型のデザインの目的も明快に説明されています。

50分の授業が1日6コマ、300分をプロデュースするという目的を実現する空間

そしてその目的を実現するハードルとなる「役所」の存在。

うーん、勉強になります。

さて、では情報科としては、何が出来るか。

ひとり教科状態の学校が多いと思いますが、そうであれば「教科教室型」のデザインもやりやすそうです。

PC室で授業だわーい、と生徒が思ってしまうのではなく、あそこは情報の勉強ができる部屋だよね、と思える部屋へ。

単にPCが置かれている部屋ではなくて、実験道具や関連図書がずらーっとあって、必要に応じて使って、PCなんておまけだと思えるような空間作り。

少しづつ形にしていければ、と今は棚に関連図書と実験道具をちょっとだけ置きました。教室が狭いし棚も十分にはありませんので、出来ることには限界がありますが。

あとは「いーらーにんぐ」環境があれば、複数のメディアで情報科の学習をする空間の第一歩が出来上がるか。

定期考査に思うこと

Posted in 分類せず, 制御・ロボット on 3月 9th, 2009 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

本校でも学年末考査がはじまりました。情報の試験は初日でしたが、生徒は試験勉強が大変だと言って放課後の補習にもパソコン教室で勉強する生徒がちらほら。

今回は穴埋めの記述と問題を中心に、根拠に基づいて結論を導く問題(といっても簡単にしましたけれども)、計算問題などなど出しました。

「語群」や「マーク式」というのは、受け持ち人数が500名とかであればやるところですが、200名程度であればまだまだ大丈夫。やっぱり高校の勉強は「理解できてる?」ということであったり、「自分の言葉で言える?」ということを(生徒からいくら難しいと言われようが)問うべきで、そうであれば記述式でやるのが基本かと思っています。とはいえ、追い詰められて「語群」とかでやったこともありましたけれども。

さて、200枚の答案を採点します。今回はありがたいことに初日でしたので、このテスト期間でやっつけたいと思います。もしも最終日になってしまったら、

最終日:テスト→翌日:卒業式予行(担任は忙しい)→翌々日:卒業式(担任は忙しい)→そのまた翌日:対外試合の引率(答案を持ち出すことなどできませぬ)→そのまた翌日:日曜日(・・・答案持って帰るの?ほんとに?)→月曜日:授業&部活しながら必死で採点→火曜日:授業&部活しながら必死で採点&成績をつける→水曜日:答案返却&成績提出

・・・ハード。とってもハード。

ちなみに、卒業式関係がなかったらガチで授業(あ、下品な言葉を使ってごめんなさい)なので、授業&部活しながら必死に採点する日々になります。

200枚の答案を受け取る教員は、採点にどれくらいの時間を費やすのでしょうか。

1枚1分かかったとして、正味200分。3時間20分ですか。

1枚2分かかったとして、正味400分。6時間40分ですね。

1枚4分かかったとして、正味800分。13時間20分です。

200枚を一気に採点する集中力をもって連続で採点してこの時間かかるのです。連続13時間とかは誰にでもできることではありませんかそうですか。

つまり、記述や論述形式で試験をやると、授業やりながら部活やりながらでは物理的(というか体力的に)に答案返却に間に合わなくなってくるんですよ。役所に居る人にはご理解いただけないと思いますけど。たとえばとある教育庁の職員が「都教委の会議録(1回分)を3日で作れ」(あ、ちょっと簡単だったかしら。ごめんね、こっちも役所のことわからんのよ)と言われたのはいいけれど、午前中別の仕事をさせられて、午後も別の仕事させられて3時から5時30分までサッカーとかバスケとかテニスをさせられて、とかなっちゃったらどうなっちゃうんだろう、とか、3日後に会議録が出てこなかったら「なにやってるんだおまえふざけるな」って叩かれたら、とかそういう世界をリアルに想像できないんだろうなぁ。残業すればいいのはわかってるけど、生徒対応は体力勝負なんだから、体はヘトヘトになるよ、という世界。

でも、PISA型学力だの課題解決型の授業だの言語力を活用する授業だのと、手間のかかる授業および効果測定は要求されるわけです。こっちは取り組むけども、このままだとますます定期考査がきつくなるわけで。今私は32歳ですが、50歳とかになったら学期末や学年末を乗り切れるのだろうか。とても不安ではあります。

でも、体調を崩しちゃったら「体調崩した職員が1名増えた」ということにしかならないし、その結果は

「あなたの健康大丈夫ですか?」という内容のパンフレットが教育庁から届く(これ作ってる暇あったら仕事させる内容を考え直してよ頼むから)

というだけなので、ともかく睡眠は短くとも確保しつつ、成績会議後はマッサージにでもなんにでも行くつもりで消耗戦を乗り切るしかない。

ひとまず採点がんばろう。

情報科講義室というものがほしい

Posted in 分類せず on 8月 17th, 2008 by TASAKI – 2 Comments

ほしいから買って,というレベルのものではありませんが,タイトルのようなことを1学期は思ってました.

何でこれまで座学でも実習でもパソコン教室で授業をしていたか.特に座学.

  • だって,授業で見せたいモノとかがあったりするけど,それで演示とかしちゃうこともあるけど,しかもモノを結構たくさん出すときもあるけど,そんなのいちいち普通教室に持っていかれない.
  • やっぱりね,LANがあって教員用コンピュータをつないで資料提示って,地味だけど結構使うんだよね.あると便利だから使うんだけども,普通教室にはネットワークがないしね.

そしたら,座学で使うもの(道具,本,教材,資料)や環境(ネットワーク,プロジェクタ,電子黒板,コンピュータといったICT機器と,普通教室で使う机や椅子または机つきの折りたたみ椅子,黒板またはホワイトボード)がひとつの教室に納まっていれば,ものすごーい助かるかも.

壁の四方を全面ホワイトボードにしておけばグループディスカッションも気軽にできるだろうし,壁や床から電源がとれるようになっていれば,ちょっとしたワークショップをする際コンピュータやプロジェクタが必要になっても安心だ.

まぁ,言うのはタダだから書くだけ書いておきます.

授業の場所

Posted in 分類せず on 8月 16th, 2008 by TASAKI – 2 Comments

1学期は,普通教室で授業をすることが多かったです.

教科「情報」がはじまって5年間は,ともかく自分のアイデアを形にする(しようとする)だけで時間が経っていきました.自分の中での教科「情報」の世界観を膨らませることに一生懸命な5年間だったように思います.

今年度は,それに加えて,授業って,何?ということを改めて考え直そうとしています.

「情報の伝達」という単元があって,授業する立場なんだから,授業を通してどんなメッセージを伝えるのかをもっと意識しなくてはいけないんじゃないか.

教科書は10種類だとか20種類だとか世に出ているけれども,教科書をそのまま読んで教科書に書いてある実習をそのままやってもらうのではないとしたら,自分のオリジナリティを授業の中に入れていきたいのだとしたら,授業を自分のライブとして創り上げていくという意識をもっと高めてもいいんじゃないか.

つまり,自分の授業をデザインする.そういう意識をもって授業作りができないだろうか.そんなことを考えています.

そこで基本的なところから考えていこう,と思ってはじめに考えたのが,授業をする場所.

私にとって授業の経験は情報の教員としての経歴しかないので,これまで当たり前のようにパソコン教室で授業を続けてきました.普通の教室で授業をするということのほうがむしろ特別なことでした.

授業に間に合うように生徒はパソコン教室に来る.で,教員は資料を中間モニタに提示し,生徒はそれを見る.そして授業開始.

それでいいと思ってましたが,普通教室で授業をやってみると,それが手放しに「よい」とは言えず,ということに気がつきました.

普通教室には,余計なものは何もない.

教卓からは,生徒の顔が正面からみーんな見えます.本校のパソコン教室では,生徒席から教卓を見ようとすると,横を向かなければなりません.やっぱり横よりは正面から見てもらえたほうがコミュニケーションしている感じがします.

教員が情報を発信するために使うメディアは,自分自身と黒板.

生徒の視線が自分に来るか,黒板に来るか(あとはよそ見をするか).生徒全員に見られると,こっちも緊張感が高まりますが,伝えたいことを伝えるチャンスです.そこでちゃんと話せるかどうか,メモをとってもらえるかどうか.つまり,授業の組み立てに対する意識が生まれます.よく板書は1時間の授業で1面使い切るように構成を,という話を聞きますが,板書の構成は話の構成であり,書いたり話したり生徒に質問したり,ということはリズミカルに授業をするということ.デザインを考えるポイントが普通教室にはたくさんある.

共同作業は机を合わせてすぐできる

普通教室にある机は軽いので,自由にレイアウトが可能なのも魅力でした.コンピュータを使わないグループワークをするとき,机をさっと動かして広い面積を作り出すことが可能.この自由度は魅力です.

もちろん,ICTの環境がないところでの不都合はあるのですが,生徒と教員がコミュニケーションを重ねて授業というライブを構成するための環境としては,パソコン教室よりも普通教室のほうがすぐれているなぁ,と感じた次第.

何をいまさら,という感もありますが,でも気づけてよかったなぁと思うところ.

大丈夫,私も習ったことはない.

Posted in 分類せず on 5月 15th, 2008 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

教育実習生が今月末から本校にやってきます.

情報科も,1名受け入れます.

昨日,実習生が打ち合わせのため来校.

話の流れでひとこと「情報の授業を習ったことが無いので・・・」と言いました.

大丈夫です.

私も習ったことがありません.

先入観が無いほうが,自由な発想で授業ができるというものです.

何もないところに何かをつくる.

楽しいことこの上ないではありませんか!

やったことがそのまま「情報の授業」になるのです.プレッシャーはあるかもしれませんが,楽しんだもの勝ちです.大いに修行に励み,そして仕事を楽しんでほしいと思います.

パソコン教室まだ使わず

Posted in 分類せず on 5月 14th, 2008 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

今年度の「情報A」の時間は,まだパソコン教室を使っていません.

授業開き以降,収集したデータを整理してグループ化したものを模造紙とマーカーで一目でわかるように表現するという授業をやっているのですが,教室や会議室で作業しているため,パソコン教室は他の授業や総合的な学習の時間で使っています.

力作が出てきていますが,気がついたら,もう中間試験.

情報Aの授業でパソコン教室を使うのは,教育実習中か,その後かもしれません.

one of them

Posted in 分類せず on 1月 21st, 2008 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

来年の授業の内容を考えるときに,今年の授業の内容を振り返ります.

  • 十分な数のネタを扱ったかどうか
  • 生徒が学習する量(宿題含め)は多かったか少なかったか
  • 生徒は興味をもってくれたかそうでなかったか

私は情報の授業のことしか考えていませんが,生徒にとっては週30時間のうち2時間ですし,カリキュラム全体からしても卒業単位のうち2単位です.情報は「one of them」だよー,ということを意識して授業の内容を組まないといけないですよね.

今年度から2年生で2時間連続の授業になりましたので,これまでと比べてゆったりと授業をすることができました.結構きつかったのは座学でしょうか.座学の時間をもうちょっとゆったりとっても良かったかと思います.

ということで,来年の授業は,扱う内容を選別して,座学と実習のバランスも見直して・・・ということを考えますが,具体的な構成についてはもうちょっと考えてみようと思います.

新年の雑感

Posted in 分類せず on 1月 1st, 2008 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

明けましておめでとうございます.本年もよろしくお願いいたします.

そういえば,マルコ・テンペストの「ワンカメラ・マジック」を授業に入れてみよう,と思ったのが去年の正月だったように思います.今年も面白いネタが見つかるといいですね.

年が明けたからどうということはないのですが,去年は教科「情報」まわりで指導要領から学会設立からいろいろありました.で,思うことはあるんですが,ひとことでいえば

学校で教科「情報」はどのように教えているのか,どんな授業をやっているのか,情報の授業にどのような形でかかわるのかということに皆さんもっともっと目を向けないといけないと思っています.

評論だけなら,誰であろうと無制限にできます.でも,100回評論しても,実際に授業が変わらなければ意味がありません.

これまで教科「情報」はその存在の是非からはじまってさまざまな評論の対象になってきました.教科「情報」がよく理解されるためには評論もあってよいのですが,それよりも大切なのは授業作りです.生徒に直接影響する部分を,ひとりひとりの教員が構築していくことです.

私とて教科「情報」を担当して5年しか経っていません.生徒が受けてよかったと思える授業を作っていくのは大変ですが,できる限り良い授業をしたいという気持ちで授業を作っています.(できてるかはどうかは別として)

私にできることは,情報の授業を探求することです.前から変わりませんが,これからも続けなければなりません.

考えるということ

Posted in 分類せず on 12月 24th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

授業で,プリントを配る.

生徒は,「どこを覚えればいいの?」と聞いてくる.

そこに「思考・判断」は無い.

でも,生徒に罪はない.だって,さまざまな教科で,

  • プリントの内容を覚えなさい
  • 問題集を解きなさい
  • 単語帳使って英単語を覚えなさい

ということをやっているのだから,生徒の反応は当然だ.

でも,そればっかりだと,「正解」をパズルを解くような意識で探し,あてはめ,喜んだり悔しがったりするだけの作業に偏ってしまう.

そう,そればっかりだと良くない.考えるにあたっては知識が必要だから,ある程度覚えてもらわないと困るけれども,一方で,想像力をたくましくして考え,自分は何をどう考えたのかそれは妥当なのかその考えは有益なのか云々を自分の言葉で表現することもまた,必要だ.覚えたことを活用する引き出しを持つことがすなわち教養の獲得なのではないか.

OECD生徒の学習到達度調査(PISA)でスコアが下がったなんだと言われていましたが,私が気になったことは,考えたことを自分の言葉で表現する力が不足しているということ.つまり,そういう力をつけるような授業が少ないということ.教科によっては知識を教え込むだけで時間的にいっぱいいっぱい(難関大の受験を意識するとどうしてもそうなる) だからとてもじゃないけど・・・ということもある.

そういう状況のなかで,教科「情報」の位置は,意外に面白い.いつぞやかのエントリでも述べたことですが,情報の授業を真面目に準備すると,国語や数学,理科,地歴,公民,英語,芸術いろいろな領域を横断することに気付く.つまり,他教科で得た知識を活用するための場,教養を得るための場として,教科「情報」は使えるということ.

でも,「2単位」という時間には限りがある.どれだけ「考える時間」を確保できるか.来年の授業を組み立てるにあたり,ここが一番悩ましいところでもあります. いろいろな分野の知識を扱いたい.でも,知識偏重だといけない.一方で,考える時間を確保すれば,それだけ扱える知識には限界がくる.

まー,そのあたりの議論は27日の「どっと関東」の研修会の参加者に投げかけるとしましょう.

日本情報科教育学会が立ち上がるそうで

Posted in 分類せず on 12月 1st, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

教育家庭新聞の「KKSブログ」にこんなエントリが.「日本情報科教育学会」の公式サイトはこちらのようですね.高等学校の情報科における教育を学問として扱おう,ということですよね.学会ですからね.おそらく,情報科の授業はこうあるべきだ,とか情報科はこのように発展するべきだ,などの意見表明や授業その他に関する方法論そして実証研究の成果などが具体的に論文等という形になって出てくる場所なのかな,と思います.

私も高校で情報科の教諭をやっておりますので,なかなか無視できない出来事です.

12月23日に設立総会ですか,実質上の入会手続きはそこで行うのですね.ふむふむ.あー,呼びかけ人はこのような方々なのですね,ふむふむ.発起人は・・・ほうほう.沢山いらっしゃいますね~,がんばってくださいね~♪

情報科教育の研究成果が学会にどんどん集まれば学会は盛り上がるでしょうね.ここで気になるのは,集まった研究成果はどのような形で世間に還元され,共有されていくのか,というところですね.

例えば,一般の人(生徒・保護者)向けにワークショップをやってもらえるのかしら,とか,非会員な情報科教諭の中に「論文を執筆するまでには至らないから学会には入るのはちょっと・・・だけど,論文誌は勉強のために買いたいなー」みたいな人が居れば,売ってくれるのかなぁ,とか気になりますね.どの程度「開かれた」学会になるかは,興味あるところ.

まー,研究助成を受けている高校の教諭が成果を発表する場所が増えた,という点では研究する本人にとっても助成する側としてもメリットかな,なんて思いますけれども.

・・・と,こんなところで呟いてみる.