分類せず

やっぱり広い

Posted in 分類せず on 11月 17th, 2007 by TASAKI – 2 Comments

教科「情報」の守備範囲は,やっぱり広い.

今年,メディアをテーマにした授業にチャレンジしました.映像の作り手を体験してもらったのですが,準備をするにあたってメディア関係の本はできる限り買って読みました.なにせ,大学で習ったことないので,ゼロからの出発.

ICTE東京の研修会で,デザイン講習会という企画が過去にありました.デザイン・・・これも未知の分野だ.うむむ.

そして,今,総合学習ではロボットを扱っている.これも,機械工学を専門にする人ならわけないが,勉強しないといかん.うーむ.

情報の教員は一生勉強だよ,と「情報科教育法」を受講しているときに言われたが,まさにそのとおり.

続いて難しいのは,

このようにしてはじめて勉強したことを,生徒に専門用語を使わずに伝えられるか? というところ.

うーん,難しい!

最近忙しいので勉強する時間がなかなかとれませんが,ともかく勉強しながら教えられる幅を広げていきたい.

とりあえず,広く浅く.

それができたところから,少しづつ深く.

何年計画になることやら.がんばるぞー.

学校説明会

Posted in 分類せず on 10月 14th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

13日は,学校説明会でした.授業も見学できますが,情報科は2時間目の授業を公開いたしました.映像制作のプロジェクトで,企画を詰めてロケハンしたり,カメリハをやったり.面白いかそうでないかはともかくとして,私が考える情報の授業のひとコマをお見せすることができて良かったです.

学校見学会にも多くの方が参加されました.私はパソコン教室にて,パソコン教室のスペックと,使用している教科等説明させていただきましたが,今年はそれに加えて,教科「情報」はパソコンの操作方法を習得することを目的をしていないこと,したがって本校でもパソコンの操作よりも問題解決能力やメディアに対する理解など生徒に身に付けてほしいことを授業のメインに取り入れているということを簡単に話しました.

教科「情報」のねらいについて,生徒だけではなく保護者の方にもわかっていただきたい,より多くの方に知っていただきたいと思っています.

次の学習指導要領における情報教育

Posted in 分類せず on 9月 19th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

全国都道府県教育委員会連合会サイトの中央教育審議会資料に,中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会(第4期第10回,平成19年9月18日(火) 10:00~13:00)での資料が公開されています.

資料5-3 情報教育の現状と課題、改善の方向性(検討素案)を見ると,次のようなことが書いてありました.

3.改善の方向性
○ 小学校段階では,情報活用能力の基盤をはぐくむこととし,各教科等における情報手段の基本的な操作の習得や,情報モラルに係わる指導の充実を図ることとする.
○ 中学校および高等学校段階では,小学校の基盤の上に,生徒の発達段階やICTの利用経験等の多様な実態を踏まえ,情報化社会を生き抜く上で必要となる情報活用能力を確実に身に付けさせることとし,各教科等における情報手段の活用や情報モラルに関する指導の充実を図ることとする.

4.改善例
○ 小学校段階では,各教科等において,コンピュータや情報通信ネットワークなどの積極的な活用を通じて,その基本的な操作の習得や,情報モラル等に係わる指導の充実を図る.
特に,総合的な学習の時間においては,情報に関する学習と行う際には,問題の解決や探究活動を通して,情報を受信し,収集・整理・発信したり,情報が日常生活や社会に与える影響を考えたりするなどの学習活動がおこなわれるよう配慮することとする.
また,道徳においても,その指導に当たって,発達段階に応じた情報モラルに関する取り扱いに配慮することとする.
○ 中学校段階では,各教科等において,小学校段階の基盤の上に,コンピュータや情報通信ネットワークなどを主体的に活用するとともに,情報モラル等に係わる指導の充実を図ることとする.
特に,技術・家庭科の内容としては,従来からの必履修内容を精査した上で,高等学校への接続を確実なものにするために,マルチメディアの活用やプログラミングと計測・制御などに関する基本的な内容をすべての生徒に履修させることとする.
○ 高等学校段階では,各教科等において,小学校及び中学校段階の基盤の上に,コンピュータや情報通信ネットワークなどを実践的に活用するとともに,情報モラル等に係わる指導の充実を図ることとする.
特に,普通教科「情報」については,情報活用の実践力や情報モラルに関する内容を確実に身に付けさせるとともに,生徒の興味・関心や進路希望等に応じて,情報及び情報技術に関する科学的あるいは社会的な見方や考え方を定着させることに重点を置いた学習を可能にする観点から,現行の科目構成を見直し,「社会と情報」(仮称),「情報の科学」(仮称)の2科目の選択必履修科目を設定することとする .

これを見て「おおっ」と思ったことは,中学校の技術・家庭科において,「マルチメディアの活用」や「プログラミング」,「計測と制御」をすべての生徒が学ぶようになる,というところ.具体的な指導内容はこれからですのであまり語っても意味がないかもしれませんが,プログラミングで挫折して情報嫌いにならないようにするなど,指導内容および指導方法は考えなければなりませんね.

高校では,現行の「A」に関することは,「社会と情報」(仮称),「情報の科学」(仮称)で確実に身につけることとしてあるように読めますね.消えた,とかやらなくてよくなった,とかいうことではなさそうですね.

ふーむふむふむ・・・と思って

資料5-2  普通教科「情報」の現状と課題、改善の方向性(検討素案)

を読むと,

4.改善例
○ 社会の情報化の進展に主体的に対応できる能力や態度をはぐくむために,情報教育の目標の3観点(情報活用の実践力,情報の科学的な理解,情報社会に参画する態度)をより一層重視することとし,次のような改善を図る.
(ア) 高校生の実態の多様性,情報および情報機器・情報通信ネットワークやソフトウェア等の活用が社会生活に必要不可欠な基盤として発展しているばかりではなく,これらを活用して高い付加価値を創造することができる人材の育成が社会的に求められていることなどを踏まえ,情報活用の実践力の確実な定着や情報に関する倫理的態度と安全に配慮する態度や規範意識の育成を特に重視した上で,生徒の能力や適性,興味・関心,進路希望等の実態に応じて情報や情報技術に関する科学的あるいは社会的な見方や考え方について,より広く,深く学ぶことを可能とするよう現行の科目構成を見直し,必履修科目として「社会と情報」(仮称),「情報の科学」(仮称)の2科目を設ける.(以下,科目の概要をしめして(ア)の項はおしまい.ちなみに各科目は2単位なのだそうな)

・・・うむ? 必履修科目?選択必履修の間違いかな.間違いでなくっていいですよー.必履修で2単位モノが2科目ね,あーうれしいなー(ぉぃ.

まー,2単位モノ2科目から1を選択だと してだな,(イ)の項から(オ)の項で示されている「重視する点」とやらを読んで,びっくり.

(イ) 情報通信ネットワークやメディアの役割や特性を十分に理解し,安全に配慮し,適切に情報を活用できる能力をはぐくむ指導をより一層重視する.
(ウ) 情報通信ネットワークや様々なメディアを活用して,新たな情報を創り出したり,分かりやすく情報を表現・伝達したりする活動を通して,合理的判断力や創造的思考力,問題を発見・解決することができる能力をはぐくむ指導をより一層重視する.
(エ) いわゆるディジタル・デバイドを今後発生させないことを重視する観点から,義務教育における情報教育の成果を基に,情報及び情報機器・情報通信ネットワークやソフトウェア等を自ら使いこなしていく知識・技能を確実に身に付けさせる指導を一層重視する.
(オ) 学習内容の理解の促進と定着を図り,学習意欲を喚起するために,実習や体験的な学習を積極的に取り入れるともに,他教科や様々な社会生活の場面で情報及び情報機器・情報通信ネットワークやソフトウェア等を使いこなすことができるようにすることを重視する.

・・・うーん.2単位でこれだけのことをするってのはちょっとヘビーじゃないですかね.重視したい気持ちはわかるけれども.

(イ)や(ウ)は,教科「情報」の専門性でフォローすべし,というのはわかります.でも,(エ)や(オ)は,教科「情報」だけの取り組みでは全然足りなくて,他教科でもどんどんICTを活用して,総合的な学習の時間でもますます活用して,進路指導でも活用して・・・みたいになんないと実現は無理じゃないかしら.いろいろな場面で文房具のように活用してこそ,他教科や様々な社会生活の場面で「使いこなす」ことができるのでは,と思います.なーんか教科として取り組むことと,学校全体の情報教育として取り組むことが混ざっているような感じがしますなぁ.そのためにはまず絶対的に不足しているICTツールを学校に導入して,そして使いこなせるように教員を教育しないといけませぬ.あー,難しそう.

まー,まだまだ素案なので,今後練り上げるときにちょっと考えてほしいなぁ,と思います.

こんどの「情報」は中身が濃くなるか

Posted in 分類せず on 9月 17th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

9月14日付けのMSN毎日インタラクティブ・ITのある教室:高校の教科「情報」、2科目の選択必修提示 中教審部会にて,次の学習指導要領においても引き続き教科「情報」が必履修教科になることが了承されたようです.

おそらく連休明けには,

の順番で資料がアップされるのではないかと思います.資料が出てきたら,よく読んでおきたい部分ですね.

毎日新聞の記事によると,「必修の範囲は現行の教科を基本」 とありますから,2単位の科目を1つ選択するようなことになるのでしょうか.2単位は少ないんだけどなぁ・・・

今度の教科名は,素案では「社会と情報」,「情報の科学」の2つなのだそうです.前者は現行の「情報C」を,後者は現行の「情報B」を膨らませたような内容になるのでしょうかね.どちらか一方か,うーむ,悩む.おそらく,全員に対する必履修科目としては「社会と情報」と,理系選択者向けの自由選択科目として「情報の科学」というのはありかな,と思います.インターネットでのコミュニケーションにおいて考えなければならないこととは何か,など高校生の生活と関連している内容を扱いには,「社会と情報」が適当でしょう.

おっと,新科目の内容を勝手に脳内で想像して書いてしまいました.いけませんね.実際に出てくるまで語ることはできませんね.いけないいけない.

でも,この科目名からわかるのは,指導する上である程度の専門性が必要とされるのかな,ということ.教材研究をする上で,既存の知識だけで指導しようとすると,苦しいかもしれませんね.貪欲に専門書でも何でも読んで,本来の専門外の分野であっても知識としてもっておいたほうが良いですね.現行の情報の授業で,「これは敷居が高い」と言われている授業が,次の指導要領では当たり前になっていた,ってことがあるかもしれません.

・・・あ,情報Aって,どうなるんだろう.まー,内容的に総合的な学習の時間でやってもいいのかな,という気が致します.情報Aの実践は,問題解決型の学習環境を構築するという見方をすればそれはそれで取り組む意義がありますので,無駄にしてほしくないと思います.

教科「情報」の動向が気になる

Posted in 分類せず on 9月 8th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

最近,文部科学省のサイトにアクセスすることが増えました.学習指導要領関係で,次の学習指導要領はどうなるんだろう,というところが気になるのです.小学校や中学校の話はニュースにもなるので知りやすいのですが,ニュースにならなくても「一次情報源」へアクセスするようにしなくてはいけませんね.

から資料を閲覧することができます.高等学校のカリキュラム云々の話は,高等学校部会ですね.そこで話し合われたことを追っかけて行けば,おのずと教科「情報」の動向もわかるというものです.とりあえずは,

  • 中央教育審議会初等中等教育分科会(第54回)・教育課程部会(第4期第8回)合同会議(9月5日)
  • 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会高等学校部会(第4期第1回,8月28日)

の資料が,教育委員会連合会サイトにて確認することができます(文科省のサイトは資料が一部分のみ確認できます).その中に,高等学校の必履修教科・科目の在り方について(検討素案)という資料があるのですが,必履修教科・科目についてはこのようなことが書いてありました.以下,抜粋.

4  必履修科目の在り方

○  高校生に必要な知識と教養の幅を確保するという必履修科目の趣旨と学校の創意工夫を生かすための裁量の幅の拡大とのバランスを図る必要がある。
1 現行の必履修科目の単位数を原則として増加させない、
2 実際の高等学校の教育課程編成における履修単位数を踏まえ学校の選択肢を拡大する
といった方法が考えられる。

(各教科について)

○ 国語、数学、外国語(英語)といった広い意味での言語の活用能力とも言うべき力を高める教科については、義務教育の成果を踏まえ、共通必履修的な科目を置く必要がある。ただし、高等学校入学段階から生徒の実態が多様化しているため、それぞれの高等学校の生徒の資質や能力に応じた中・高等学校の円滑な連携について十分配慮して検討を行う必要がある。
国語… 論理的な言語活用能力の育成を重視した改善が必要。
数学… 実社会や実生活の様々な場面で活用されていることを理解させることや論理的な思考力・表現力を養うことを重視した改善が必要。
外国語… 「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の各技能を統合して外国語を活用するとともに、各教科との関連を含め、発信する内容を重視した改善が必要。

○ 地理歴史、公民、理科といった知識の定着やそれを活用する教科については、現行どおり、選択必履修とすることが適当。
地理歴史… 小・中・高を見通した内容の体系性という観点から現行の必履修科目の定めは合理的である。ただし、「世界史」の内容について、日本史や地理との関連を一層重視するなどの観点から見直す。
公民… 高校生にとって必要な人間としての在り方生き方に関する内容を充実するため、倫理領域の内容を充実する必要がある。
理科… 4 領域の中から3領域以上を学ぶという理念は維持した上で、学校の裁量を拡大し、生徒のニーズに応じて、科目履修の柔軟性を高める観点から、3領域から科目を選択している場合には総合科目の履修を不要とする。また、総合科目について、学問レベルや教員の専門分野が分化している実態を踏まえた改善が必要である。

○ 情報については、高等学校に入学してくる生徒の知識・技能に大きな差が見られることなどを踏まえ、義務教育段階における指導内容を見通した検討を含め、その内容等について検討する必要がある。

○ 保健体育、芸術、家庭については、これまでの成果を踏まえ、現行の必履修科目の枠組みを維持した上で、その内容の改善を図る必要がある。

○ 特別活動や総合的な学習の時間など学校生活における様々な場面において、知識に裏打ちされた経験を積むことが可能となるような活動を重視する必要がある。

教科「情報」のところを見ると,引き続き必履修にする,とも選択にする,とも書いてはいません.そのあたりの判断はこれからのお楽しみに,ということでしょうか.

アンプラグド

Posted in 分類せず on 8月 29th, 2007 by TASAKI – 4 Comments

アンプラグド,という言葉が最近聞かれるようになってきました.検索をかけると,音楽関係でプラグを使わない楽器で演奏することを指して言うらしい,という説明が.でも,それってアコースティックと何が違うのか,同じだったら,なんで新たな用語が出てきたのか.その背景が気になる.

同様の疑問ではありますが,情報科の授業内容でも,「アンプラグド」ってのが出てきているのです.プラグを使わない道具(コンピュータ以外ということになるかしら)で授業するということを指すらしいのですが,私の感性は,「でも,それって普通の授業であり,普通の実習じゃないのかなぁ」と言っています.プラグにつなぐもの,つながないものをわざわざ区別しないのが自然な私の脳みそが,区別することに疑問を持っているわけです.

思うのは,情報以外の教科でコンピュータを活用した授業がその「アイデア」とともに注目される一方で,情報科はコンピュータ室で授業することが当たり前だから,かえって「コンピュータを使わない」というところが「アイデア」として注目されるのかしら,と.または,コンピュータに縛られている情報科教員に対して違う視点を提供するためのキャッチとして「アンプラグド」という言葉が使われているのかしら,と.だから,本や雑誌や研究会の発表で「アンプラグド」といって注目を喚起するのはいいことなのかな.結果として,授業者の授業ネタが増えたり,バリエーションが広がればOKなわけだから.

まー,ということで,私は「アンプラグド」を特別視しないですけれども,コンピュータを使えるようになるための授業から「情報」を考える授業へと転換するだけのインパクトにはなるのかな,そうだったらいいな,というのが個人的な感想です.

東京都・教科書採択結果

Posted in 分類せず on 8月 28th, 2007 by TASAKI – 2 Comments

東京都教育委員会のページにて公開されています.教科「情報」は一番最後のページです.探しやすくていいですね.

科目の設置状況は,のべ

  • 情報A 164校
  • 情報B  75校
  • 情報C  58校

なのだそうです.Aが人気なのでAの部分をちょっと見ると,新刊を採択するところが圧倒的多数で,Aとは言っても内容的にBやCの内容も果敢に編集している教科書が結構採択されていますね.「中身重視」の傾向が見られるのかな,なんて思います.だから,「教員として何を教えたいのか」というのはひょっとすると教科「情報」スタート時から比べてガラッと変わってる可能性がありますね.ちょっと興味あるなぁ.

「未履修」は自己努力で解決しましょう

Posted in 分類せず on 7月 27th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

7月6日付けで,全国高等学校長協会が,中教審教育課程部会の梶田部会長宛てに「高等学校学習指導要領改訂に向けて(お願い)」という文書を出したのだそうな.

特に「必履修科目指定関連」という項目を見ると,

  • 社会科3科目も必履修は負担である
  • 理科も,理科基礎,理科総合(A,B)は,理系にとって内容が薄すぎ
  • 情報は,選択教科に
  • 総合学習は生徒の実態・学校特性にあわせて運用したい

どの項目も,いわゆる「未履修問題」でひっかっかったものばかりです.この要望が全部通れば,未履修問題の大部分はなくなることでしょう.想像するに,校長協会にとって「未履修問題」は結構対応が大変だった.調べれば調べるほどわんさか出てきて,もう始末に負えなくなってしまった.だから,そういうことで国民的議論が沸き上がってほしくない.もう沢山だ,ということなんじゃないかと思います.で,彼らが出した結論は,

「未履修」にならない指導要領を!

ということ.ただ,日本の教育のポリシーが,「大変だから」「邪魔だから」「できないから」ということで議論されちゃうような,そんな国なんでしょうか,日本は.それって,美しいの?あ,そう.私には単なるわがままにしか見えないんですけれども.

で,なんでそんな文書をわざわざ教科「情報」のブログで取り上げているのかというと,この文書で教科「情報」について,

「情報」は生徒間の能力差拡大傾向で,2単位70時間の1/2,1/3以下の時間で習得できる生徒もかなりいる.

としているのが,どうにも見過ごせないなぁ,と.ツッコミはじめると止まらなくなってしまいますが,

  • 能力差の「能力」って,何?
  • 習得できるの「習得」って,何をさす?
  • かなりいるの「かなり」って,どのくらい?

根拠を明確にして自分の主張に客観性をもたせましょう,とは私は高校2年生に情報の授業で指導しているところですが,ここまでくると,情報の授業を受けていない校長諸氏にも授業してあげたくなっちゃいますね.

内容に触れると,少なくとも私は1/2,1/3以下の時間で習得できるような,ぬるい授業は一切やっていない.ちょっと難しいことやりすぎちゃったかなー,ちょっとぬるくしたほうがいいかなー,と思うことはあるかもしれませんが.ただ,パソコンオタクのような教員が,わーどえくせるぱわーぽいんとほーむぺーじな授業でお茶を濁しているような学校は知らない.パソコンのことしかやらんのであれば,パソコン得意な生徒,慣れている生徒はとっとと進んで,ヒマヒマしてるってことはありますわな.でも,それは授業者がちゃんとした情報の授業をやっていないから起こる問題であって,情報固有の問題だと思われても困るんですよね.

まー,こちらはともかく地道にやっていきますよ.とりあえず,明日は大泉高校にて

教科「情報」教員ネットワーク.関東 第6回研修会

を開催します.こうやって自主的に研修して力をつけつつ,教科「情報」を盛り上げます!

教科「情報」は必修であるべきだ

Posted in 分類せず on 5月 27th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

教育家庭新聞のウェブサイトに,「教科「情報」を選択教科に 全国高等学校長協会が文科省に要望書」なる記事が出たのが4月13日のことです.学習指導要領の改訂にあわせての動きですが,昨年度の未履修問題の一件を踏まえれば,それは「情報はやりたいところだけがやればいい」という意思表示なのだろうと解釈しています.

しかし,これからの国家を支える基盤を情報技術に求め,小学校段階から教育に力を注ぎ,今や世界を舞台に情報技術者が活躍して急成長を遂げていると いう国があるのに,いいのですか?資源に乏しい我が国においても情報技術で国を支える,もしくは情報技術を活用して自分の専門の仕事を進めるという考えは あってもいいと思うんですけれども,その土台を「やりたいところだけ」にしてしまっては,いずれ国際競争力ガタ落ちになっちゃうんじゃないですか?

ネット上で,詐欺にあったり,誹謗中傷を受けたり,誘われて実際に出会った先でさまざまな被害にあう世の中で,こども達を守る,もしくは自分を守る手だてを与える教育は,「やりたいところだけやる」性質のものですか?

そして何よりも,主体的に問題を発見し解決できる力を養う教育は「やりたいところだけやる」でいいのですか?社会で求められている力に問題解決能力 やコミュニケーション能力がありますね,これらのことについて高校段階から教育することによって「これからの社会」を作っていくのではないのですか?

教科「情報」は,これからの社会を担う若者に必要なリテラシーや知識を与えるための教科です.そのような意味では大学受験のように目に見えての即効 性はありませんが,社会の要請に応えるという意味では,欠かすことができない教科です.国の未来をつくるのが教育だとしたら,現在の,そしてこれからの社 会にとって必要な教育はむしろ推進するべきです.

ですから,教科「情報」については前向きに見直すべきなのではないかと思っています.

  • 教科「情報」は継続して必修にするのは当たり前である
  • 各自治体は,情報科教員をもっともっともっと採用するべき(高い専門性をもった人材は既に大学で養成されているが,採用されないという妙な現状)
  • 情報科教員の専門性を高めるための研修を積極的に実施するべき(教員がもっと勉強しないと教育は良くならない.その後押しを国を挙げてやるべきだ)
  • 学習指導要領の改訂にあたっては現行の教科「情報」で扱う内容にもっとメリハリをつけ,「やりたいところは」必修科目+選択科目で幅広い知識を身 につけられるよう工夫するべき(普通教科のA,B,Cは,結局3単位ぐらいの時間を確保してAの内容を濃くすれば全部網羅できるので,AのあとにBまたは C,という気分になかなかなれない)
  • その他細かいことを言い始めたらきりがないのでやめとく.

なーんでそんなことを今頃書いているのかというと,n_shimizuさんのブログにて,教科「情報」の必要性について5月22日,参議院・文教科学委員会にて民主党・鈴木寛議員(3月の都高情研研究大会でもご講演されていました)が意見を述べたということを知ってビデオを見ているうちに私なりの意見を述べようかな,と思った次第.

議員のお話は,教員の人員確保についてともかく教員の数が足りない,という話に関連して教科「情報」の必要性についても触れられているような流れ.映像は,ビデオの1時間44分~50分までの6分間程度のところです.

  • 人材不足で未履修などということはあり得ない
  • IT教育は我が国でも必要だ
  • 最近の事件,いじめ問題にはインターネットが関係しているものが目立つ

などとして,高校における教科「情報」は必要だというご意見.現場で情報を教えている教員にとっては心強い限りですが,政治の動きはそれとして,現 場の教員も「必修だからやらなきゃいけない」ではなく,「必要とされている教育だからやるんだ」という意識をもちつつ授業作りをしないといけないよね,な んてことを思います.

教科「情報」が選択になってしまったら,おそらく進学校を中心にして「情報」を設置しない学校が増えるでしょう.でも,それはとてももったいないこ とです.これからの社会を担う若者に何を伝え身につけてもらうか.その教育を大学等に丸投げすることになります.すると,ひょっとしたら,就職したときの 企業研修で初めて聞きました,ということになるかもしれません.もったいないことですね.それぞれの年齢層,発達段階に合った情報教育が展開され続けるこ とを願ってやみません.

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「リアル」だから実験は楽しい(はず?)

Posted in 分類せず on 3月 31st, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

来年度の授業計画を練らなければならない時期になってきました.来年度は2年生の「情報A」が週2時間になったので,座学とそれに関連する実験を強化しようと思っています.

頭で理解した理論について,「それはどのようなことなのか」,「それは本当か」,「こうするとどうなる」を実験で手を使うことにより確認して考察す る.まさに科学.一方的に教えられるだけではなく,生徒が主体的に考え,学ぶためにも実験は欠かすことが出来ません.しかし,実験に必要な器具について は,年度末に予算化されたものしか購入することができず,しかも予算化されなければその年は見送りになってしまいますので,私は実験に役立ちそうな道具・ 器具・おもちゃの類は自分の小遣いを使って買い集めています.必要物品は公費で買え,などということを真面目にきいていたら,足を引っ張られるだけで私に とって何のメリットもない.もっとも,給料ががっくり下がったら,やりにくくなりますけどね.

  • 今年度は,1クラスのみですが,コンピュータの動作原理の部分で,「マジカルスプーン」をお借りしました.来年度は「情報の処理手順」を意識した構成にして,全クラスで使ってみようと思っています(お借りできたら,ということで).
  • 「情報のディジタル化」は,時数の関係から今年度も昨年度も座学のみでしたが,音声と画像について簡単にできる実験を取り入れたいと思います.
  • 「情報通信ネットワーク」は,ルーティングのしくみ・DNSを使った通信のしくみ,暗号化通信を体験的に理解する実験を取り入れたい.(全部出来なくても,ひとつはやりたい)
  • 「映像とメディア」のネタで,新ネタを総合実習形式でやりたいなぁ
  • 教員による演示関係では,情報量を体験する演示(ここ3年実施してます),光通信のしくみやラジオのしくみ,コンピュータの構成(昨年度から実施),ロボット,非接触型ICカード(昨年度も実施)・・・

と,持っている範囲のもので出来そうなことから新ネタ継続ネタあわせてやっていこうかと思います.