情報を活用する力

「学習パターン」冊子頂きました!

Posted in 問題解決, 情報を活用する力 on 12月 2nd, 2009 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

今日、自宅に帰ると宅急便の小包が。

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学習パターンの新冊子だ!SFC版は黒い表紙のようですが、新冊子は白い表紙です。

これは慶應義塾大学SFCの学習パターンプロジェクトチームによって編集されているもので、本来SFCの学生向けに配布されているものを一般の人向けにアレンジしたものだそうです。六本木ヒルズで開催されたSFC Open Research Forum 2009 (ORF2009)で配布されたのですが、予定があわず行けず。残念に思っていたら、Twitterで希望者に配布していただけるというアナウンスを知り、喜び勇んでお願いした次第。

読み始めると、なるほどSFC版ではSFCで繰り広げる学びに能動的に取り組む上でのアドバイスが書いてあるのですが、受け取った冊子には能動的な学び、創造的な学びの勧めが書いてありますね。

目次が学習の状況に応じて適した学習パターンが選べるように工夫されています。なんだか私が学生のころに指導教官から教わったものも結構あり、読んでいてなかなか懐かしいものを感じています。「まずはつかる」なんて、まさに学生時代にゼミの度に言われたことです。寝ても覚めても自分の専門の世界のことを探求しなければならない。懐かしいですね。

私は情報科の教員なので、学習パターンの冊子を読んで考えることは生徒のことです。つまり、能動的な学びを支援できる学習環境とは何か。教師は学びの空間を、授業をどのようにデザインしていくのかということは是非考えていきたいところです。教科「情報」の授業では、受動的な態度で授業に望まれては困る、もっとクリエイティブになってもらわなければ困るというシーンが結構あります。では、生徒にどう取り組んでほしいのか。期待する活動ができるようになるためにはどのように授業の流れを作っていけばよいのか。教員が授業を実施する上で考えることは多くあります。

また、最近本屋さんでもパターンランゲージ関係の本が目につくようになりましたので、学習パターンをきっかけにして自分自身がパターンランゲージについて学ぶのも良いかなぁ、などと思っています。

今回は5冊送ってくださいました。1冊は私が読む用に手元に置きますが、残りはパソコン教室の読み物コーナーに置いて生徒に勧めてみようと思います。

お忙しい中、冊子を送っていただいた慶應SFCの学習パターンプロジェクトチームの皆さまに感謝します。ありがとうございました!

紅茶の情報源にアクセスする

Posted in 情報の収集 on 5月 24th, 2009 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

ルピシア ダージリン・フェスティバル 2009 ジャパンに行ってきました。

ダージリンだけで39種類、他にニルギリ、フレーバーティー、日本茶、烏龍茶等々。

まるで「お茶のポータルサイトやぁ~」(誰?

一度にこれだけの種類のダージリンを口にしたのは、生まれて初めてでした。

友達によると、同じ農園の茶葉であっても気候によって味わいが変化するので、毎年来るとおもしろいよ、とのこと。なるほど、さすが。

せっかく紅茶の情報源にアクセスしたので、しっかり堪能。

豊かな香り、繊細な香り、青い香り、渋みが残るもの、すっきりした後味のもの。

頭の中でダージリン情報が一気に更新。

来年はアップデートしに行けるかしら。

教科「情報」を愉しんでいるのは誰?

Posted in 情報の伝達, 教科「情報」とは on 5月 6th, 2009 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

教科「情報」を愉しんでいるのは誰だろう.

例えば,情報の伝達という項目があったとする.

自分が発信したいことを,メディアを通して発信し,情報の受け手に理解してもらう.

それが,レポートであったり,プレゼンテーション・ポスターセッションであったり,CMであったり様々であるが,座学や実習を通して生徒に身に付けてもらうべく,授業を計画し,実施する.

難しいのは,「頭の中にあること」,「下書き・メモ」,「議事録」など材料としての「情報」を,受け手を意識して受け入れやすい「情報」へと変換する作業だ.

とうぜん,情報の受け手が困難さを感じないように構成しなければならない.そう,構成はとっても大切.受け手が飽きずに脳みそを働かせながら最後までつきあってくれるような構成.そこに,いろいろな方法論があり,当然授業でも扱うことになる.

・・・うん?待てよ,授業?

授業といったら,教員から生徒への「情報の伝達」だ.

そうだ,伝えなきゃ.

どうやって?

ただ言うだけじゃ,生徒はただ聞くだけになってつまらない.

つまらない話は記憶に残らない(だから,つまらない授業をやってしまったときには反省する).

可能であれば,教材を準備しているうちに感じる「なるほどなるほどー」(つまり,新しいこと知っちゃったなぁ,という一種の感動)を,生徒と共有したいじゃないか.

つまり,教員が「なるほどー」と思ったこと・調べたことをそのまま授業に持っていったって,だめだ.それは,知識の提供だけになって,生徒は受け取るだけになってしまう.単調でつまらない授業になってしまう.こういう授業をやっちまったときは,本当に反省する.

誰もが「単に話を聞き続けるだけ」は眠いだけで印象に残らない.頭を動かすか,体を動かすかしたい.

その授業のメッセージは?

メッセージを受け取る人はどんな人?

そのメッセージを伝えるための構成は?

そう,情報の受け手に応じた構成.どうしたら「ふーん」と言ってもらえるか.

準備の都合上,いろいろ調べる.

記憶にとどめてほしいことを整理する.

それを,構成し,編集し,表現する.

その場での視聴率は,どれくらいだろう.

その反省を,次につなげる.

そう,授業というライブをプロデュースする感覚.

情報の性質を扱う教科だからこそ,専門性の範疇としてできるはず.

2学期の授業は「メディアとコミュニケーション」

Posted in コミュニケーション, メディアとの関わり, 情報の伝達, 情報社会に参画する態度 on 12月 21st, 2008 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

2学期の情報Aの授業は「メディアとコミュニケーション」で通しました。

何気なくメディアに接している。

「何気なく」に意識をもっていくと、何が見えるのだろうか。

コミュニケーションって、何だろうね。

ネット上の掲示板で伝わりやすい情報、伝わりにくい情報。

情報が伝わるって、何だろうね。

マスメディアが流す情報は、何らかの意図のもとに構成され、編集されているという話。

意図って、何?

ケータイで情報をやりとりするときに、テレビを見るときに活用できるリテラシーを扱ったつもり。

わかりやすい言葉だけを使って多くを語らないよう気をつけたので、しっかりと覚えていてほしいなぁ、と思う。

力をあわせて描くクラス人物マップ!

Posted in 情報を活用する力 on 8月 22nd, 2008 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

全国高等学校情報教育研究大会での分科会(第2会場)で「力をあわせて描くクラス人物マップ!」と題して発表を行います。

持参した配布資料(250部)が切れてしまったので、こちらからダウンロードできるように致しました。

ジョークいろいろ

Posted in 情報の収集 on 4月 6th, 2008 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

そうでした,4月1日はさまざまなジョークであふれる日であることをすっかり忘れていました.

インブレス うぉっち

は毎年力作をリリースしていますね.「発見したら更新、エイプリルフールなサイトたち」というページには25サイトくらいのリンクが張られています.

忙しい時期ですが,ちょっとのぞいて楽しんでみてはいかがでしょうか.

検索すると,「Yahoo!ばぶばぶ」など,過去の力作も残っていれば閲覧できますので,時間があれば探してみるのもいいですね.

情報検索の授業で生徒みんなで検索してオリジナルのリンク集を作るといったこともできるでしょうか.できないですかね.もちろん授業目的は「良質の情報を探し当てる」です.

生徒も教員も問題解決

Posted in 情報の収集 on 6月 3rd, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

今年の授業は2時間連続なので,去年よりは意図をしっかり生徒に伝えることができますし,ゆったりした時間の中で生徒も実習ができるので大変ありがたいです.それだけでも授業の中身は去年よりずっと良くなりました.

さて,「不親切な表示」をいかに改善するか,というテーマで総合実習を展開中の2年生ですが,いよいよ中盤にさしかかってきました.

問題点を指摘できたら,今度は改善案を考えるための材料を揃えていきます.

「なんだよー,この表示は意味ないんだから取っちゃえばいいんだよ,考える材料も何もないよ」

いいえ,違うのです.標識やサインは,どのような位置におくべきなのか,そしてどのように構成するのかはちゃんとした知識があります.しかも親切にも本になっているわけだから,そこから学んだことを踏まえて改善案を考えるんだよ~

「じゃあ,ホームページを写せばいいや」

でも,よく考えてみてごらん.君たちは,ピクトグラムや案内標識,広告やサインの表現方法に関する知識をどれだけ持っているんだい?無いよね,正直 言って,私もこの実習をやるまでは,そんな知識なんて持ち合わせていなかったよ.・・・で,正確なことから不正確なものまでいろいろな情報がごった返して いるウェブの中から「確かで有用な情報」を取捨選択する基準を持たないのに,ホームページに頼ろうとするのかい?それは地図を持たずに知らないところへ出 かけるようなもので,正しい方向へ進んでいるつもりが実は間違っている,ということになりかねないよね~.

だから,少なくとも出版社が「この人は専門知識がある!出版する価値もある!」と認められたものを当てにしてみよう.多分,「確かな情報」に行き当たる可能性は断然違うよ.

ここに私が用意した図書もあるから,見ても良いし,図書室で参考図書を探しに行っても良いよ.インターネットは・・・そうだな,公共の図書館の蔵書 検索をして予約したり,本を見つける手がかり探しで検索をかけるぐらいなら,使っても良いよ.私は暇そうにしているから,相談は歓迎するよ.

そうこうして生徒は,

  • 図書の手がかりを探すために1時間
  • 1週間かけて地域の図書館巡り
  • 集めた資料をまとめる作業として2時間

取り組みます.「まとめる2時間」が始まる前に,改善案を提案するワークシートを配布します.そこで,

  • 改善案を書きましょう.
  • 改善点がわかるように報告しましょう.改善する(またはしない)と判断したからには,根拠があるはずです.どの文献のどのような記述に基づいて改善した(しないと決めた)のか,書いてください

ということをまとめることを具体的に知らせます.それを知った後で生徒は,集めた文献から得た情報をまとめていきます.すると・・・

あー!改善点があったけれど,この改善点の根拠となる文献が無い!どうしよう!

という生徒が出て来るかもしれません.でも,それは自然なことです.考えを巡らしたあとに問題が見えてくる,問題を発見できるという意味では優秀です.

ですから,2時間過ごした後に,上記の問題を発見したかどうかを聞きます.少しでも手が上がれば,「発見した問題を解決してくるように」ということで,提出日をのばして宿題にします.

この実習では,生徒はさまざまな標識,サイン,ピクトグラムを持ってきます.そのひとつひとつに対して,役に立ちそうな情報にたどり着けるよう支援できるかが,指導のポイントです.これは大変難しいです.生徒と一緒に悩むときもあります.

私は自費で図書を購入,生徒に活用させていますが,それは教員が「引き出し」を作ることをしているのに他なりません.教員が本屋から適切な図書を探 せないということは,引き出しを持っていない,すなわち生徒を支援できないことと同じです.生徒が気付いたときに,アドバイスできるかどうか.この実習に おける教員の価値とは,アドバイザーとしての価値と等価です.

問題解決型の学習とはよく聞かれるフレーズですが,それは言うほど簡単なことではないなぁ,ということをこの実習をはじめて3年目ですが,毎年感じるところです.しかし,情報の教員だったらできなくちゃならんわな,問題解決を教える教員なんだからな,とも思うのです.

何の方向性も示さずに「しらべなさ~い」と言って生徒を放置しての「調べ学習」は誰でも出来ます.でも,そこから生徒は何を「学ぶ」のだろう,という疑問は生じます.方向性はたとえ少しでも教員が示さねば.

ネットの情報をコピペしたレポートに困る教員はあちこちで続出しています.でも,コピペするとなんで良くないの?ということはちゃんと教育するべきだよなぁ,とも思うのです.

280人が相手なので,なかなか満足するところで授業は出来ませんが,「活用できるリテラシー」を生徒に持たせるための工夫を,いつも考えています.「こ~かな」「あ~かな」などと思いながら,毎年いろいろ考えています.教員にとっての問題解決ですね.

でも,一方的に授業をするより面白い授業になります.双方向性って,いいですね.

共同で「情報」をつくろう

Posted in 情報の共有, 情報の収集 on 5月 3rd, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

いずれ図書館で資料を探すことになるので,そのとき探しやすいようにしておこう,というウラの目的がありつつも,オモテ向きには,「各自で見つけた”情報”をひとつにまとめて,活用できる”情報”にしよう!」という,教科「情報」の入り口としての授業をやってみました.

  1. 軽く,図書館や情報源,情報収集について解説.
  2. 実習の説明をし,2人1組を強制的に作って図書館に移動する
  3. くじびきBOXから,キーワードが書いてあるカードを引く
  4. 書いてあるキーワードが書名に含まれている図書を,書架から探す.目録を使っても良い.
  5. 探し当てたら,分類番号,書名,著者,出版年,どのような本かなど,図書のプロフィールをワークシートに記入.
  6. パソコン教室に移動する.
  7. 練馬区の図書館の蔵書検索で,探した本と同じもの,もしくは内容が似ていると思うものを探す.
  8. 5と同じことをするが,内容はわかるわけないので「石神井」,「練馬」など所蔵館だけ書いておく.
  9. 5と8の内容を,表計算ソフトに入力する.
  10. 入力した内容を,Excel共有ブックにどんどんコピーして,共有リストを作る.
  11. できあがったものを,次回以降の実習で活用する

という計画でした.しかし,共有リストを作るところでなかなかうまくいきません.ネットワークが重いので,開くことさえままならず,というところ.まだやってないクラスもあるので,作戦を練り直して再チャレンジ.

それでも私は図書館を授業で使います

Posted in 情報の収集 on 4月 5th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

昨年度までいらっしゃった,切替司書教諭(図書館司書→司書教諭になった方,要は図 書館のプロ)が異動になったので,今年度は私を含めた素人集団(要は図書部という分掌ですな)で図書館を運営しなければならない.しかし,プロにしかでき ないことは幾ら頑張ってもできないので,定時制の学校司書の方と,過去に学校図書館で司書をされていた方(他分掌)が協力していただけることになった.

図書館司書が居ないと困るのは,生徒へのレファレンスサービスができなくなるということだ.例えば授業時間中に図書館を使う場合にレファレンスをす る人がいない.それは,例えば授業を担当する教員が自分の専門性に沿った本くらいのレファレンスができるようでなければ図書館を活用した授業は出来ないこ とを意味する.一番困るのは昼休みと放課後.図書館全体のレファレンスに対応できる人が居なければ,図書館を使った情報活用にブレーキがかかるし,問い合 わせを受け付けられないという目で見れば,図書館のニーズを把握できなくなるということによって,利用者のニーズから外れた図書館になっていく.そうなっ た図書館は,集客力を失うわけだから,寂れてしまういく可能性も出てくるのではないか,と危惧する.「本があるだけでは図書館ではなかったんだね」などと 思ったところでもう遅い,とうことにならないためにも,専任の学校図書館司書は必要である.

学校にとって,図書館は情報が集まる場所であり,過去からの「知」が蓄積されている場所であり,図書館司書が情報を提供することによって情報の発信 地にもなれるし,そう考えると情報利活用の拠点として申し分ない施設である.そのような意味で,私はこれからも情報の授業で図書館を活用した授業を取り入 れていくつもりだ.

今年は,授業時間帯には司書教諭が図書館に居ないだろうから,2年生の情報の授業で図書館利用ガイダンスを行う.ついでに目当ての本が学校の図書館 に無かった場合,よそのどの図書館にあるのかをウェブを使って検索するプリントを今年は作って,蔵書検索方法が生徒の手元に残るよう工夫する予定.

ちなみに今日は土日に出勤した分の振り替え休日.髪でも切って新学期のスタートを切ることにしよう.

君はそのグラフにツッコミを入れられるか?

Posted in メディアとの関わり, 情報の伝達, 情報の表現 on 2月 22nd, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

高木浩光@自宅の日記:「昨日もまた捏造棒グラフ NHK「日本の、これから」」と,その直前のエントリで,さまざまな観点からツッコミが入っているけれども,「グラフの縦軸の長さを省略しちゃうと,実際の数字以上に変化してそうな誤解を与えかねないので適切ではない」というツッコミは,PISA調査を知っている人なら,おなじみだろう(PISAの問題ではないけれども,それが意識されていると評価された問題例は,たしか朝日新聞に載っていた.)し,「特定の期間の傾向だけで全体を語るのはおかしい」というツッコミは,たしか「反社会学講座」でも笑いのネタにされていたような気がしますなぁ.

突っ込まれている内容はごもっとも,結構面白くまとめてらしているので一気に読めます.

思いこみを排除して図や画を見るのは至難の業,しかし,「結局,これは何を示しているの?」という視点で眺めてみるだけでも,意外に「これ,フェアじゃないなぁ」とか,「だまそうとしている!」ということに気付いたりするものです.もちろん,慣れもありますけど.

ちなみに,チャートの正しい使い分けについては,ここ2年ほどは軽く授業でも扱っています.チャートで伝えられる情報,そして「立体」の何がいかんのか,という話しなど「誤解を与えてしまう表現」について,話しています.来年はちょっと時間かけられそうなので,統計の話しも交えて,詳しくやってもいいですね.

え?クリティカル?ロジカル?まぁそういう入り方もいいけれども,そんなのを脇において軽く話すだけでも違いますよね.ええ.