メディアとの関わり

2学期の授業は「メディアとコミュニケーション」

Posted in コミュニケーション, メディアとの関わり, 情報の伝達, 情報社会に参画する態度 on 12月 21st, 2008 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

2学期の情報Aの授業は「メディアとコミュニケーション」で通しました。

何気なくメディアに接している。

「何気なく」に意識をもっていくと、何が見えるのだろうか。

コミュニケーションって、何だろうね。

ネット上の掲示板で伝わりやすい情報、伝わりにくい情報。

情報が伝わるって、何だろうね。

マスメディアが流す情報は、何らかの意図のもとに構成され、編集されているという話。

意図って、何?

ケータイで情報をやりとりするときに、テレビを見るときに活用できるリテラシーを扱ったつもり。

わかりやすい言葉だけを使って多くを語らないよう気をつけたので、しっかりと覚えていてほしいなぁ、と思う。

第12回視聴覚教育総合全国大会・第59回放送教育研究会全国大会

Posted in おでかけ, メディアとの関わり on 10月 25th, 2008 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

今日は「第12回視聴覚教育総合全国大会・第59回放送教育研究会全国大会」の全高メディア協(高校)分科会にて研究発表です.

今年度もマルコ・テンペスト氏「ワンカメラマジック」(Marco Tempest,PhoneCam Magic) をメディアを学ぶための題材として取り入れています.まだ作品提出まで進んでいませんが,取り組んでいる様子をご報告させていただきます.

昨年度から授業での課題として提示している映像は,次の5作品です.これなら手軽にできますね.

しかけを解説した映像も一部あります.探してみるのも楽しいですが、下記に示します.

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朝バナナダイエット

Posted in メディアとの関わり on 10月 6th, 2008 by TASAKI – 2 Comments

土曜日に開かれた「どっかん」の研修会・夜の部で会話したことをもとに,ちょっと書きます.

朝バナナダイエットがテレビ等のメディアで紹介されてからバナナが買いにくくなったのだそうな.私はたまに食べる程度だけど,おいしいよね,バナナ.

今回の「朝バナナダイエット」の話は,あの「納豆」の話とまったく同じなんですよね.まぁ「杜仲茶」とか「ローズヒップ」など,「楽してやせる・きれいになる」というところにニーズがあるのは別に昔からそうだけど.

言葉だけが独り歩きする.

朝にバナナを食べるだけでやせる!すごいね!と思う人が沢山いる.

だけど,テレビでもやってたけれども,

寝る前に飲食しない

という話だとか,

ストレスをためない

だとか,

バナナ以外の要素も含めてのダイエットなんだよね,これ.

そりゃね,朝にパン&コーヒーよりは,バナナのほうが栄養があって健康的じゃろう.

成分の話は私はまだ調べてないからわからんけど.

・・・

そう,調べてないからわからんけど.

これが大事.

テレビでやってた!じゃあ私も!

じゃなくて.

「ガマンしない朝バナナダイエット」というブログのエントリにも,

  • 信じる・信じないじゃなくて,根拠や実績を自分で確認すること
  • 複数の情報源にあたること
  • 情報は鵜呑みにせずに疑うこと

といったことを勧めている.

情報の教員としては,いかにしてこいつを生徒に身につけさせるか,ということが検討課題でありますね.

ああ,でもバナナはうまい.今日もバナナを買いに行こう.

インターネットの特性を理解しよう

Posted in コミュニケーション, メディアとの関わり on 3月 16th, 2008 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

読売新聞を見ると,最近~この1年くらいの連載でも

が掲載されています.連載を企画している人たちはどのような思いで記事を書いているのか,ちょっと興味があるところです.連載記事になるくらいなので,世の中に対して何かしらの危機感を感じているのだろうかと思います.

本校でも「情報」の時間がありますのでこのようなテーマを扱うことがありますが,やはり生徒がきちんと理解するためにはたかだか2単位の高校の情報の時間でどうにかなるというようなことでもない気がしています.

どのようにインターネットを使うのか,という議論は道徳の時間やホームルームそして家庭でもできます.例えば,インターネット上のウェブサイトへ手軽に接続できるケータイ端末を買い与える際には親がきちんと使い方など子どもと議論して料金上の制限やフィルタリングサービスなどを利用するしないを選択するなど子どものケータイ利用をコントロールすることができますし,その機会にインターネットとの付き合い方を話し合うことができます.通信料をバイトして払うから自由に使わせてくれ,はいそうですかわかりました,としてしまっては教育の機会を逃すというものです.

その一方で,たとえば私は情報の担当教員ですので,情報の授業で扱える内容はどのようなものがあるかを考えてみます.

  • インターネットとはどのような特性をもつメディアなのか
  • 最近起こっているさまざまな事件等ではどのような特性が利用されたのか
  • 例えばネットいじめでは,情報はどのような場所で広まり利用されたのか.直接受けるいじめとの違いは何か

など,インターネットの技術的なしくみやメディア特性そしてコミュニケーションの方法から迫ることができるかもしれません.実際,本年度の授業で触れる場面はありました.教科の活動ですので,対症療法的なアプローチではなく,しくみをふまえてネット上で起こっていることの分析や考察ができるように指導したいと思っています.これは今年度は中途半端に終わってしまった部分なので,来年度はしっかりできれば,と思っています.

インターネットはとても便利なメディアです.ですが,親や教師が十分に知識をもって子どもを指導できなければ,インターネット上でトラブルが起こっても「たいへんだ,たいへんだ」としか言えなくなります.

自転車の運転の仕方やお店での買い物の仕方,電車やバスの乗り方や礼儀作法などを子どもに教えるのと同じように,インターネットを自分の便利のために活用できるようになるための知識を親や教師が与えていけば,子どもは自ら考え適切な行動を取ることができるようになるのではないでしょうか.そのきっかけとして上記の連載記事を活用できたらいいのかな,と思いました.

ブログがジャーナリズムを変える

Posted in コミュニケーション, メディアとの関わり, 図書等出版物 on 8月 14th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

湯川 鶴章 :「ブログがジャーナリズムを変える」(NTT出版,2006年7月)

単純なことである.人々は,「情報」に注目するし,「情報源」に集まるのだ.今日では,ブログの登場によってプロの記者ではない人々も情報を発信するようになり,その意味ではマスメディア側が情報を独占・一方的に提供し,受け取り側が「ほーそうですか」というだけの時代はもう終わってしまったのだ.ただ,インターネット上の情報は,有用なものであれそうでないものであれ「点在」しているのが基本.点在する情報をいかに集め,「情報のハブ」としての価値を高めて多くの注目を集めるか,そこにブログがどう活用されていくのか.マスメディアとの住み分けは?など考える材料が豊富な本である.

世界を信じるためのメソッド

Posted in メディアとの関わり, 図書等出版物 on 8月 14th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

森達也著 「世界を信じるためのメソッド―ぼくらの時代のメディア・リテラシー」(理論社,2006)

この本に書かれているフレーズとして,

世界は多面的であり,かつ複雑である.

というものがある,つまり,メディアがわかりやすく伝える情報は,多面的な世界の特定の一面であり,かつ単純化されたものである,ということである.

この本は,どの一面を持ってきて単純化するのか,その意図とは?視聴率との関係,政治的な意図との関係,いろいろあるが,その「しくみ」をできる限り平易に解説し,メディアとの接し方について考えさせてくれる本である.

2学期に本格的に実施する映像制作の総合実習を考える上で,大いに参考になった.おススメです.

ちょっと遊んでみましょうか

Posted in メディアとの関わり on 8月 9th, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

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これ,黒板消しです. まぁ見たとおりですね.普通の教室にあるものと違う点といえば,新品だってことぐらいでしょうか.新品の黒板消し,いいでしょ?教室の黒板消しが,こんな新品だったら,気分よく授業しちゃいそうですよね.

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この鉛筆も新品です.でも最近は鉛筆なんて使いませんかそうですか,でも,勉強するときに鉛筆を使うと,結構気が引き締まりますよ.いかがですか?

教員としては,やっぱり新品の黒板消しですかね,やっぱり.

早速黒板消しを使ってみましょう!

はい!

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おもいっきり黒板をふきあげてください!

え?いやだ?さっきは新品の黒板消しだー,いいなーって思ってくれたのに.つれない方.

これはだましだ!とおっしゃる方,いいえ,そんなことはありません.

一部分であろうと,撮影したものは事実ですがな.

すると,鉛筆も怪しいってなもんですか?

そうですね,勘が鋭いですねぇ.

ちなみに,さっきの鉛筆は,

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です.いいかげんにしろって?まーそうおっしゃらず.

この例に限らず,カメラがとらえる風景というのは,撮影できる範囲の限りだというのは当り前のことですね.でも,それをどう見るか,受け取るかというのは受け手にゆだねられていることだったりするのですね.

マスメディアは「事実を報道しているんだ」と言います.それには嘘はないでしょう.

でも,

撮影する対象やシーンというのは,報道者側が選んでいるんですよね.見てもらえそう,注目してくれそうなものに焦点を当てています.そうやって流されるニュースを私たちは見聞きして世の中の動きを知ったことにしています.

大切なのは,レンズがとらえた物事は,やらせでない限り事実を映しているが,真相を映しているわけではない,ということ.そして,その「事実」は,世の中のあらゆる出来事の中からセレクトされたものなんだよ,ということです.

良く考えれば当たり前のことですが,意識するのとしないのとでは大きな違い.賢くメディアと向き合い,なんでも「うのみ」はやめましょうね.

絵コンテ集

Posted in メディアとの関わり, 図書等出版物 on 3月 2nd, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

この前の「.関東」研修会で,茨城・石川第二高の佐々木さんがメディアリテラシー実践を紹介されましたが,その内容に,スタジオジブリ作品の絵コンテ集を参考にして制作する映像の絵コンテを描かせる実習がありました.漫然と絵コンテを描かせるのではなく,プロの手によるものを見せてから実習に入るとところは素晴らしいと思い,早速私も絵コンテ集を買ってみました.

  • 宮崎 駿:「スタジオジブリ絵コンテ全集3 となりのトトロ」,徳間書店,2001.
  • 宮崎 駿:「スタジオジブリ絵コンテ全集13 千と千尋の神隠し」,徳間書店,2001.

2冊とも中身を見てびっくり.映画の台本を読んでいるような気になるほど,実際の映画と同じ内容になっている.絵コンテが監督のイメージを書き下ろ したものだとしたら,実際の映画は監督のイメージそのものを表現していると言うことになるのだろうか.これはすごい.一方で,「あ,このシーンでこのキャ ラクタがこのような表情をしているのは,そういうことだったのか」みたいな監督のイメージがしっかりと書かれているので,映画を見る目が変わって楽しいで す.

あと,一緒の棚に並んでいたので,ついでに

も購入.せっかく作り手が語っているのであれば,読んでおくと参考になるかも知れない.

君はそのグラフにツッコミを入れられるか?

Posted in メディアとの関わり, 情報の伝達, 情報の表現 on 2月 22nd, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

高木浩光@自宅の日記:「昨日もまた捏造棒グラフ NHK「日本の、これから」」と,その直前のエントリで,さまざまな観点からツッコミが入っているけれども,「グラフの縦軸の長さを省略しちゃうと,実際の数字以上に変化してそうな誤解を与えかねないので適切ではない」というツッコミは,PISA調査を知っている人なら,おなじみだろう(PISAの問題ではないけれども,それが意識されていると評価された問題例は,たしか朝日新聞に載っていた.)し,「特定の期間の傾向だけで全体を語るのはおかしい」というツッコミは,たしか「反社会学講座」でも笑いのネタにされていたような気がしますなぁ.

突っ込まれている内容はごもっとも,結構面白くまとめてらしているので一気に読めます.

思いこみを排除して図や画を見るのは至難の業,しかし,「結局,これは何を示しているの?」という視点で眺めてみるだけでも,意外に「これ,フェアじゃないなぁ」とか,「だまそうとしている!」ということに気付いたりするものです.もちろん,慣れもありますけど.

ちなみに,チャートの正しい使い分けについては,ここ2年ほどは軽く授業でも扱っています.チャートで伝えられる情報,そして「立体」の何がいかんのか,という話しなど「誤解を与えてしまう表現」について,話しています.来年はちょっと時間かけられそうなので,統計の話しも交えて,詳しくやってもいいですね.

え?クリティカル?ロジカル?まぁそういう入り方もいいけれども,そんなのを脇において軽く話すだけでも違いますよね.ええ.

テレビとのつきあい方を見直そう

Posted in メディアとの関わり on 1月 22nd, 2007 by TASAKI – コメントは受け付けていません。

今日,妻と買い物に行ったら,やっとこさ納豆が山積みだった.先週,納豆が食いたいときに納豆一つ見あたらなかったので,嬉しくなって買った.納豆ってうまいよね.納豆の良さを妻は分かってくれません.

納豆が店頭から消えたのは,アレでしょ,最近捏造とかで話題になったテレビ番組のせいでしょ.テレビの言説を鵜呑みにした人々.痩せるためにはだな,バランスのよい食事と適度な運動,そして規則正しいゆとりある生活習慣ですよ.正月に食っちゃ寝すると太るでしょ?食事のバランスが最悪だし運動しないし生活習慣乱れまくりだからだよね.

で,「あ~,この正月でバッチリ太っちゃったよ,ダイエットしなくちゃな~」なんて思ってるときに,あの番組ですよ.タイミングバッチリ!国民の心をわしづかみ!スーパーに駆け込む正月太りの国民達!メタボラー達演じる納豆狂想曲!

でも,今回のは捏造ってことで問題になったけど,捏造でない番組については信用していいの?ってことになるけれども,そうかい?何だかテレビのインタビューで,「番組の信用」についてあーだこーだ言う人がいたけれども,そもそもテレビ番組が流す情報は,真実を受け取ってよろしいものなのかしら?

納豆を食べると,ナットウキナーゼというものが血液さらさらにするんだぜー,ってとある番組で見たことがあるけれどもさ,納豆食べたら,ナットウキナーゼも一緒に消化・分解されちゃって,腸から吸収されちゃうもへったくれもないんですが何か?とかさ,血液サラサラドロドロを顕微鏡で見せられても,あれって見せ方のテクニックでどうにもなる話で,厳密には血液検査をちゃんとやらないと判定できないとかさ,もっと言えば,血液サラサラって,どのくらいサラサラだったら健康に良くて,それをどうやって自分で確認すればいいのか,とかも教えてくれずに「これ食え」ってさ,単に消費を煽ってるだけじゃんか,とかさ,ツッコミどころはあるのにそれでも「なっとうでけつえきさらさら」と言われれば,納豆バンバン食べちゃうよー,今日は朝昼晩食べちゃったぞー,みたいな.おかしくないかい?

納豆だけじゃないですよね,記憶の範囲にあるだけでも,

  • 納豆にしても
  • 寒天にしても
  • 古い話ではローズヒップとか
  • ココアとか
  • にがり水とか
  • コーヒーとか
  • カテキンとか
  • 海洋深層水とか
  • ○○茶とか

いろいろテレビに登場しては売り切れ御礼,でも忘れた頃には誰も買ってない,みたいなことがちょくちょく起こってる.にがり水ってあんた,「にがり」=「塩化マグネシウム」ですよ.マグネシウム等に対する厚生労働省の見解でも読んで考えてみましょうね.ダイエットに効果がある!なんてこと書いてないでしょ?しかも飲み過ぎると下剤の効果があるようですからね.下剤飲んでダイエットって,全然健康的じゃない.っつーか,脱水症状になるでしょ.海洋深層水に至っては本来のかいy(ry

まー,あれだ.1点の食品だけ大量に買ってバリバリ食べてゴクゴク飲んでって,言い換えれば偏食ってことでしょうから,やっぱり体には良くないんじゃないかな.あくまでもバランスのよい食事を取るべし,なんじゃないかなー.カップラーメン食べるんだったら焼き芋とか自然のものを食ってろ,とかなんじゃないかなー.

ということでですな.テレビの信用云々と言えども,問題になったテレビ番組は,本来「バラエティ」の扱い.スポーツ科学番組でも健康科学番組でも無いので,もっともらしいネタで盛り上がればOKという前提があることを忘れてはいけない.バラエティはバラエティと割り切る態度が必要です.「えーそうなの~,面白いねぇ,わっはっは」ぐらいが丁度良いのです.

話しついでにもうひとつ.浪人時代にバイトしていたスーパーマーケットでは,お昼の情報番組をチェックしている社員が居ました.その社員は,「この食材は(番組名)で紹介されました!」という内容のPOPをすぐに作成し,店頭に飾るんです.何でって?そうすれば売れるから.テレビを見ることで視聴者の購買意欲がピークに達するので,そいつを狙ってお店での消費をPOPを使って促すってこと.テレビによって人が簡単に動くところを,黙って見ているわけないのです.店としては顧客のニーズに合わせて商品を揃えます.時間との勝負です.それがウソとか本当とか見極めている時間は,無い.

というわけで,「何をもって信用するの?」という主体性は,我々視聴者側,消費者側にあることを忘れてはいけないのです.

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